ベテランにもマッチしそうなポリ系のストリング探しシリーズ。
48本目は、『ソリンコ バーブワイヤー125(SOLINCO BARB WIRE)』です。
「中間的な硬さの、多角形ねじれ加工ポリ。シグナムプロのサンダーストームとトルネードの間(?)にある一本」でした。
ソリンコ バーブワイヤー125(SOLINCO BARB WIRE)の特徴・スペック
まずは製品プロフィールです。
メーカー | ソリンコ(SOLINCO) |
製品名 | バーブワイヤー(BARB WIRE) |
ゲージ | 1.20mm、1.25mm、1.30mm |
カラー | ブラック |
素材 | CO-ポリエステル |
特徴 | ねじり加工が施された ブラックストリング 有刺鉄線の意味の「バーブワイヤー」。スパイラル形状により独特のフィーリングと優れたスピン性能を発揮。ボールのひっかかりがよく、ショットの安定性を高める。 |
製造国 | MADE IN USA |
価格情報 | 12m:2,860円(税込) ※2022.9.3楽天調べ |
ソリンコ バーブワイヤー125(SOLINCO BARB WIRE)のインプレ
【セッティング】
Prince TOUR 100(16×18)
49ポンド、プレストレッチ5%、1本張り(ゴーセン張り)
2週間にわたって、約6.5時間ほど打ってきました。
★点数
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
総評:多角形捻じれガットはやはり少々鈍めの打球音/硬からず、柔らかすぎず。スピンは中の上くらい!?
サンダーストームやトルネードで感じたのと同様に、やはり多角形捻じれポリは、打球音が鈍めに感じます。その結果として、打感もやや重めに感じます。裏を返すと、食いつき感には優れるようです。
感触的には硬すぎず、柔らかすぎずといった印象でした。
多角形捻じれガットは、スピン性能を追求している形状だと思うのですが、個人的感想としては、捻じれていないノーマル多角形の方がスピン性能・引っ掛かり性能は高く感じます。多角形を捻じれさせた結果、エッジがマイルドになる気がするのです。
スピン性能は決して低いわけではありません。ただ、表面摩擦が大きいためか、ストリング同士が若干引っ掛かりやすいかな?スナップバックの維持はあまり良くなさそう。
総合的には、あまり不得意ショットはなくて、衝撃が少なく感じる点がメリットだと思います。
やはりサンダーストーム、トルネードに似ている打感です。硬さはこの2本の間くらい!?に感じました。
テンション維持性能は中の下程度か
49ポンドで張り上げ、張り上がりの面圧は51.1ポンド。
テンション低下は緩やかなカーブで、2週間後のレベルとしてはノーマル程度の維持率です。
- 張り上げ直後 51.1ポンド
- 張り上げ当日 1.5時間使用後 47.1ポンド ▲3ポンド ▲5.9%
- 張り上げ7日後 延べ3.5時間使用後 44.2ポンド ▲6.9ポンド ▲13.5%
- 張り上げ10日後 延べ5時間使用後 43.6ポンド ▲7.5ポンド ▲14.7%
- 張り上げ14日後 延べ6.5時間使用後 42.9ポンド ▲8.2ポンド ▲16%
- 張り上げ25日後 延べ9.5時間使用後 42.7ポンド ▲8.4ポンド ▲16.4%
コスト
2022年9月3日時点で、最安価格:単張り12mカット品 1,624円(価格+送料)、200m 13,377円 送料無料~、ポリとしてはほどほどの値段ですね。
似たストリングがもう少し安く買えることを考えると、少し難しい価格設定と言えそうです。
ホームストリンガー視点での感想
そもそも捻じれストリングは多少の扱いにくさがあるものですが、このストリングは意外とクセが少なく、そこまでの張りにくさは感じませんでした。
インプレまとめ
ソリンコ バーブワイヤー125(SOLINCO BARB WIRE)は、中程度の硬質感で、衝撃の少なさがメリットです。やや重めで食いつき感があり、スピン性能は中の上。性能的には苦手の少ないストリングでした。
コスト面を考慮すると、少し難しいストリングとも言えそうです。
- 中間的な硬さのポリが好み
- 打球音は抑えめが好み
- 捻じれストリングの感触が好み
- ソリンコにこだわりがある