ポリ系ストリングの検証80本目は、『トアルソン HDアスタポリ(TOALSON HD ASTER POLY) 』です。
トアルソン HDアスタポリ(TOALSON HD ASTER POLY)は、ポリの王道の打感と言えそうな「打ち応え・反発感」のあるハード寄りのポリ。初期テンション低下のせいか、数日後には角が取れた打感に変化。テンションが落ち続けないため、その後も違和感なく使えました。
トアルソン HDアスタポリ(TOALSON HD ASTER POLY)の特徴・スペック
メーカー | トアルソン(TOALSON) |
製品名 | HDアスタポリ(HD ASTER POLY) |
ゲージ | 1.25mm、1.30mm |
カラー | ブラック、ブルー |
素材 | HD(ハイデュラビリティ)ポリエステル |
生産 | Made in JAPAN |
価格情報 | 定価12.2m¥2,860 (税込)、240m¥42,680 (税込) 最安価格:単張1,960円(価格+送料)、200m:19,200円 (楽天市場2024/11/2時点) |
商品説明 | 耐久性と打球感を兼ね備えたアスタリスタ!! ソフトな打球感とスピードを生み出す”アスタリスタコア”に、耐久性に優れた”HDポリエステル”を搭載することで、バランス性能に優れたアスリート向けストリングが誕生しました。 |
トアルソンはストリングの性能表示をしてくれていて、事前にイメージしやすい点は親切ですね。さすがジャパンメーカー!
トアルソン HDアスタポリ(TOALSON HD ASTER POLY)1.25mmのインプレ
【セッティング】
WILSON PRO STAFF X V14.0(16×19)
50ポンド、プレストレッチ5%、1本張り
30日間で、延べ11.5時間打ってきました。
★点数
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
総評:ポリのど真ん中と言えそうなしっかりスッキリした打感で性能バランス◎/初期テンション低下によってマイルドさが加わり、その後の変化は少ない
「アスリート向け」を謳っている通り、トアルソンの中ではハード系ポリの位置づけになるのでしょう。
実際に「かなり打ち応えがある」ファーストインプレッションでした。とは言っても、ガチガチではなく軽快な反発感を感じ取れる程度。自分好みの爽快さもあって、とても好印象でした。
初期のテンション低下がやや大きく、数日後にはかなりマイルドな印象も出てきます。この変化した打感もむやみな柔らかさではなくて、とても良い塩梅。そしてその後のテンション変化は少なく、表面コートも強いようで、打感維持が良好でした。
ストリングの滑りも悪くないため、スピン性能は十分です。
直近でインプレしたホークパワーの「ある程度打ち応えがあって反発感のある爽快さ」という部分が、近いイメージです。テクニファイバー レーザーコードとも互換性がありそう。
テンション維持性能
初期ロスはやや大きく、その後の維持が良い
30日間で7.8ポンド・16.1%もロスは決して悪くないレベル。
翌日までのテンションロスはやや大きかったものの、その後の維持が素晴らしい結果でした。
張上げ後 経過時間 | 延べ使用時間 | ポンド数 | テンション 変化 | テンション 変化率 |
---|---|---|---|---|
直後 | 0 | 48.3 | – | – |
翌日 | 2時間 | 42.9 | -5.4 | -11.1% |
7日 | 5.5時間 | 41.2 | -7.1 | -14.7% |
21日 | 8.5時間 | 40.9 | -7.4 | -15.3% |
28日 | 11.5時間 | 40.5 | -7.8 | -16.1% |
ホームストリンガー視点での感想
クセのないポリでストリンギングしやすいポリストリングでした。
インプレまとめ
トアルソン HDアスタポリ(TOALSON HD ASTER POLY)は、ポリのど真ん中と言えそうなしっかりスッキリした打感。性能バランスの良い丸形ポリで、スピン性能も良好。
初期テンション低下はやや大きいものの、その後の打感維持に優れ、切れにくい人には最適です。
※当記事はテニスショップ東京浅草様とタイアップしています。