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【ストリング/インプレ・レビュー】ポリエステルストリングの検証 No.79/張りたてはカッチリ・後にスッキリ/ヘッド ホークパワー(HEAD HAWK POWER)

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目次

ポリ系ストリングの検証79本目は、ヘッド ホークパワー(HEAD HAWK POWER) 』です。

ヘッド ホークパワー(HEAD HAWK POWER)は、張りたてはシャッキリカッチリした打感で飛ばしにくさがあるが、ややテンションが落ちた状態は快適でスッキリ飛んでくれる。テンションが低下し続けず、打ち心地が維持しやすい点が好印象でした。

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ヘッド ホークパワー(HEAD HAWK POWER)の特徴・スペック

メーカーヘッド(HEAD)
製品名ホークパワー(HAWK POWER)
ゲージ単張:1.25mm
カラーペトロール(ブルーグリーン味の強いシルバー)
素材CO-ポリエステル
価格情報定価12m¥3,410 (税込)、200m¥45,100 (税込)
最安価格:単張2,290円(価格+送料)
(楽天市場2024/9/16時点)
商品説明ハイパフォーマンスプレイヤー向けにデザインされた米国製HAWK POWER TENNIS STRINGSは、ゲームに爆発的なパワーとコントロールをもたらします。

米国製HAWK POWER TENNIS STRINGSは、ゲームに爆発的なパワーをさらに求めるハイパフォーマンスプレイヤーのためにデザインされました。モノフィラメント・ストリングは、オフセンターの打球をカバー、広いスイートスポットを提供し、テンションがより長く保てるデザインとなっています。さらなる持続可能性に向けたHEADの試みの一環として、単一セットの全パッケージはリサイクル素材と環境に優しい印刷カラーを使用し、米国で製造されています。
・爆発的なパワーを追加
・ハイパフォーマンスプレイヤーに適したデザイン
・モノフィラメント・ストリング
・オフセンターの打球をカバー
・米国製
ヘッド公式サイト 製品情報より

ヘッドのポリエステルストリングは大きく3つのシリーズに分けられます。

ロングセラーでスタンダードの位置づけとなるソニックシリーズ、弾き感とソフト感を両立させるリンクスシリーズ、内側外側でポリエステルの素材を変化させ(クリスタルコア構造)テンション維持性能やコントロール精度などが特徴となるホークシリーズ。価格的な高級度合いは、ホーク>リンクス>ソニックとなります。

またシリーズ名のお尻につく名称はストリングタイプを表現していて、タッチはそのままタッチ系フィーリング系、パワーは反発系、TOURはスピン系という色分けになっているようです。

今回のホークパワーは、高性能ホークシリーズの反発系ストリングであり、打つ前から期待度は大です。

ヘッド ホークパワー(HEAD HAWK POWER)1.25mmのインプレ

【セッティング】
WILSON PRO STAFF X V14.0(16×19)
50ポンド、プレストレッチ5%、1本張り

28日間で、延べ13時間打ってきました。

★点数

反発感
ホールド感
スピン性能
テンション維持
コスト(市価)
総合点
打感硬さ

総評:初期のカッチリ感はすぐにスッキリ感に変化し良く飛ばしてくれる/初期テンション低下の割にその後の維持がかなり優れる

最初の2時間は猛暑のアウトドアでしたが、ファーストインプレッションはカッチリ系で硬質な打感、振らないと飛んでいかない印象でした。なお、初日の使用後には5ポンド以上テンションが低下していました。

数日後にはかなり打感が変化しており、硬質感が消えスッキリした打感となり、気持ちよくボールが飛んでくれるようになりました。一般プレーヤーは常に張りたてを使うことは難しいため、数日後の感触で判断することは合理的です。ホークパワーの数日後の打感は、爽快さを求める自分にとってかなり好みのストリングでした。

メーカー説明では、オフセンターでの許容度の高さが謳われていますが、そこまでソフトな糸のイメージはなく、「ある程度打ち応えがあって反発感のある爽快なストリング」という表現がマッチします。

どことなくテクニファイバー レーザーコードに近いイメージを覚えました。

丸形断面、ツルツルした表面で、スピン性能はポリエステルとしては平均的な印象でした。

後述しますが、テンションの落ち方は初期低下がやや大きいのですが、1ヵ月近く経っても15%程度のロスで、かなり維持性能は優れる結果です。その影響で打感の変化も少なく、ポリストリングが好きかつストリングは切れない人には良い選択肢になってくれそうです。

テンション維持性能

初期ロスはやや大きく、その後の落ちは緩やか

28日間で7.9ポンド・15.6%しか落ちていないのは、かなりテンション維持に優れる結果です。

初日のテンション低下はやや大きかったのは、猛暑アウトドアの影響があった可能性があります。

張上げ後
経過時間
延べ使用時間ポンド数テンション
変化
テンション
変化率
直後050.6
当日2時間45.3-5.3-10.5%
7日3.5時間44.0-6.6-13.0%
14日7.5時間42.8-7.8-15.4%
28日13時間42.7-7.9-15.6%

ホームストリンガー視点での感想

クセのない丸形ポリ、ツルツルとしていて扱いやすいポリストリングでした。

インプレまとめ

ヘッド ホークパワー(HEAD HAWK POWER)は、初期はややカッチリ系→使用後はスッキリ爽快系の飛ばしてくれるポリストリング。

テンション維持、打感の維持も良好です。

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