現時点ではパシフィックのXTRグリップを最高のグリップと位置付けていますが、よりよいグリップテープの探求は続けています。
今回、トアルソンのクイックドライグリップを試してみました。
今回試すはトアルソン クイックドライグリップ
トアルソンクイックドライは分類的にはウェットグリップに該当します。独特の構造による”吸汗性の良さ”を強気に押し出しています。
製品プロフィールです。
メーカー | トアルソン(Toalson) |
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製品名 | クイックドライグリップ(QUICK DRY GRIP) |
サイズ | 厚み0.5mm × 幅27mm × 長さ1.150mm ロングサイズラケット対応 |
カラー | ホワイト / ブラック / ブルー / ピンク |
素材 | ポリウレタン、不織布 |
構造・特徴 | ウェットグリップながら、高い吸汗性が売りで、汗をかいても滑りにくい!をPRしている製品 |
製造国 | MADE IN JAPAN |
定価 | 1本入り:¥300+税 3本入り:¥800+税 |
メーカーうたい文句 |
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構造から説明するとこんな感じです😎
①日本製の上質な反物を使用
②均一の厚みで巻けるようあえて伸び過ぎないように作っている
③②により、薄い部分が無い為長持ち、また発砲させてる吸水層を潰してしまわない反物に乗った水分をたった10秒で吸うので滑り止めは要らないです(^^)
— TOALSON_tera/Dr.ストリング😎 (@toalson_tera) January 27, 2022
私はドライグリップが好きなのですが、これならば期待が持てそうです。
クイックドライグリップのインプレッション
冷房はありつつも湿度がこもるインドアスクールで、3レッスン、4時間ほど使ってきました。
感想と特徴を以下まとめます。
- 触感は間違いなくウェットグリップ
- ベタっとした強めのグリップ力
- 0.5mmの割に厚手に感じる柔らかな握り心地
- グリップに汗を含んだ時でも滑りにくい(濡れた時のギャップが少ない)
- 価格が安い
- 流通量が多い
- ロンググリップ対応のため非常に長い(かなりカットする必要あり)
- 巻き始めにシワが入りやすい(伸縮性がやや悪い?)
- グリップに貼りついているビニールが非常にはがしにくい
一言でまとめると、『夏場にウェットを使いたいならこれ!』
握り心地がとてもよいですし、濡れても滑らないというのは本当です。
汗かきだがウェットグリップが好き!
年中ウェットグリップを使いたい!
こんな方には試す価値があるウェットグリップです。
女王が愛したクイックドライグリップ
かつての女子No.1シュテフィ・グラフは、キャリは後半はトアルソン(当時の社名は東亜ストリング)とストリングなどを契約していました。当時のToalson のカタログにはグラフが前面に出ていたことを記憶しています。
そのグラフが当時愛用していたグリップが、このクイックドライグリップだそうです。
伝説の女王に愛されたトアルソンの日本製グリップテープというだけで信頼感抜群です。
耐久性:4時間使用後
4時間使用しましたが、削れも剥離もなく、グリップ力も落ちていません。耐久性は良好と言えそうです。
まとめ
クイックドライグリップは、ウェットグリップユーザーの夏場における強い味方です。
かつての女王にも愛された伝説のグリップで、トアルソンが作る日本製。ウェットグリップで人気の、ヨネックス、ウィルソン、ボウブランドと比較しても、何ら遜色がないどころか、夏場の耐汗性ではクイックドライの方が間違いなく優秀です。
私はドライ好きですが、もし夏場でもウェットを使いたくなったらこの商品をリピートします。