以前にドライグリップのメリット、ドライグリップの基準であるトーナグリップ、最高のドライであるXTRグリップをご紹介しました。
現在はXTRで十分満足していますが、使わず嫌いで他を試さないのももったいない。ということで、未経験のドライグリップを3種類購入してきました。今後、使用感を少しずつご紹介していきたいと思います。
今回購入したドライグリップは3種類
購入したのはウィンザーラケットショップにて販売されていて、私が未経験のグリップです。
- キモニー ネオドライ・グリップテープ
- バボラ プロチームSP
- トアルソン クイックドライグリップ
ただし、トアルソンクイックドライは厳密に言うとウェットタイプに該当するようですが、”汗に強い”が売りですので試してみようと思います。
今回試すはキモニー ネオドライ・グリップテープ
キモニー ネオドライのプロフィールです。
メーカー | キモニー(kimony) |
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製品名 | ネオドライ・グリップテープ(NEO DRY WATER GRIP) |
サイズ | 厚さ0.5mm、幅29mm、長さ98cm |
カラー | ブラック、ブルー、ホワイト |
素材 | ポリウレタン、不織布 |
構造・特徴 | ブルーの色合い、質感、見た目の厚みは、明らかにトーナグリップを意識した外観 |
製造国 | MADE IN JAPAN |
定価 | 1本入り:¥300+税 3本入り:¥800+税 |
メーカーうたい文句 | 吸汗性抜群:独自製法を駆使した最新のドライタイプのグリップです。汗を沢山かくプレーヤーに最適のグリップです。雨の中でも問題なく使用できます。
通気性抜群:通気性が非常に優れているため、長時間握っていても蒸れたり、滑ったりすることがありません。 握った感触がソフト:キモニー独自の技術により、握ったときの感触がが柔らかくなる加工を施しています。 |
ネオドライのインプレッション
さて使ってみた感想を以下まとめます。
※改めてトーナとの直接比較を行った結果、トーナ同等品と判断したため、評価を訂正しました。
トーナよりもウェットでしっとりとしたドライトーナよりもグリップ力が強め- トーナ同等品
- 0.5mmは薄すぎず厚すぎず適度
- やや柔らかな握り心地
- レザーグリップとの相性がよい(角が出やすい)
- 濡れた時のグリップ力維持は良好
- 価格がトーナより安い
- 流通量が多い
耐久性はトーナよりは良いが決して高くはない
一言でまとめると、キモニーが頑張って作ったとても素晴らしいドライグリップです。トーナを意識しているようですが、トーナよりはややウェットでグリップ力があるため、
トーナは好きだがもう少しウェットさが欲しい
トーナは好きだがもう少しグリップ力が強い方が好み
トーナは好きだがもう少し耐久性が欲しい
トーナは好きだがもう少し安く購入したい
こんな方にはぜひ一度試していただきたいドライグリップです。
耐久性:5時間使用後
5時間ほど使ってみました。部分的に擦れは出てきていますが、グリップ力は落ちておらず、汗をかいた状態でもそれを保ってくれているところが特に優秀だと感じました。
まとめ
ネオドライグリップは、トーナ同様に、ドライ初心者にもおすすめ出来る質の高い一品です。
なにしろ日本が世界に誇るキモニーが作る製品です。キモニーはトーナグリップの代理店もしているようで、その縁もあってトーナ同等品を開発したのだと考えられます。
キモニーは従業員8名の小規模な会社ながら、良い製品作りに余念がない、素晴らしいテニスグッズメーカーです。
私はキモニー製品というだけで信頼してしまいます。
錦織圭も愛用している振動止め”クエークバスター”もキモニーの製品。クエークバスターは日米欧特許製品です。
以前紹介した最高のレザーグリップであるフェアウェイグリップもキモニーが代理店を務めている。