ベテランにもマッチしそうなポリ系のストリング探しシリーズ。
1414本目は、『ゴーセン ジーツアー3 123(GOSEN G-TOUR3)』です。
このストリングを打って最初に思ったのは、ポリツアープロとそっくり!?おそらくG-TOUR3もポリツアープロと同様に、ソフトポリとしては非常にバランスが優れていて、オールラウンドで、基準ストリングとなりうる1本です。
「もっちり粘り強く食いつくソフト系。最初に選ぶポリとして進めたい1本」でした。
ゴーセン ジーツアー3 123(GOSEN G-TOUR3)の特徴・スペック
製品のプロフィールです。
メーカー | ゴーセン(GOSEN) |
製品名 | ジーツアー3(G-TOUR3) |
ゲージ | 1.18mm/1.23mm/1.28mm |
カラー | ソリッドイエロー、ブラック |
素材 | HPPソフトポリエステルモノフィラメント シリコンオイルコーティング |
特徴 |
|
製造国 | MADE IN JAPAN |
価格情報 |
12m:¥2,860(税込) 最安価格12mカット品:860円 +送料250円~、220m:13,670円 送料無料~ ※2021.7.25楽天調べ |
メーカーのデータでは、G-TOUR1と比較して接触時間が約15%長い(G-TOUR3が0.0039秒、G-TOUR1が0.0034秒。この0.0005秒=1万分の5秒の差が、どれだけの意味があるのか…!?)にもかかわらず、初速は変わらないことを打ち出しています。
また、ソフトポリにも関わらず、テンション維持性能と耐久性も良いとのこと。本当に!?
私は今回、ブラックの1.23mmを試しました。
ゴーセン ジーツアー3 123(GOSEN G-TOUR3)のインプレ
【セッティング】
PRINCE TOUR 100(16×18)
50ポンド、プレストレッチ5%、1本張り(ゴーセン張り)
マルチとの違いもしっかり確認するために、セッティングは大きく変えず、マルチで張る時のマイナス2ポンドの50ポンドにしています。
さて、約3時間打った★点数です。
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
前述したとおり、ポリツアープロを彷彿とさせる高バランスソフトポリです。ただし、G-TOUR3の方がもっと粘っこく、よりマイルドな感触。
G-TOUR3は、もっちりと粘り強く、食いつきで飛ばしていくポリストリングです。
表面の滑りが良く、ソフト系でありながらスピンも快適で、総合力が高いです。
詳細を以下報告します。
打感(反発・ホールド)
打感はもっちり食いつく、粘り強さを感じます。
特に張りたては、そのハリ感とソフトさのバランスが心地よいです。
ソフトポリの中には、柔らかくてただマイルドなだけの糸もありますが、この糸は伸縮性があってほどほどに反発も感じます。ホールド感と反発感のバランスが良い!
スピン性能
シリコンオイルコーティングのためか、表面の滑沢性が良いため、スピンもかかってくれました。
ソフトポリとしては、十分に及第点だと思います。
テンション維持性能
50ポンドで張り上げ、張り上がりの面圧は52.3ポンドでした。
張った当日に延べ1.5時間使用し、3.1ポンド低下、3日後にさらに1.5時間使用し、また3ポンド低下しました。テンション維持はごく普通レベルでしょう。
今後の経過も追っていきます。
- 張り上げ直後 52.3ポンド
- 張り上げ当日 1.5時間使用後 49.1ポンド ▲3.1ポンド ▲5.9%
- 張り上げ3日後 3時間使用後 46.2ポンド ▲6.1ポンド ▲11.7%
- 張り上げ7日後 6時間使用後 44.4ポンド ▲7.9ポンド ▲15.1%
- 張り上げ31日後 10時間使用後 45.6ポンド 下げ止まり
コスト
2021年7月25日時点で、最安価格12mカット品:860円 +送料250円~、220m:13,670円 送料無料~です。
この品質でこの価格、流通価格もこなれていて、コストパフォーマンスは最高レベルです。
ホームストリンガー視点での感想
表面はツルツルで滑りが良く、丸形ストリングとしては比較的張りやすい糸でした。
インプレまとめ
ゴーセン ジーツアー3 123(GOSEN G-TOUR3)は、粘り強いモッチリ系。食いつき+伸縮性で反発も悪くない。
スピン性能も合わせて総合力は高く、最初のポリとしておススメできそうな1本でした。
推奨プレイヤーをまとめます。
- 柔らかポリ、食いつく打感が好み
- ポリにも反発感を求めたい
- 突出した性能より総合力を求めたい
- コスト重視
- 老若男女 最初に使うポリの選択肢として