久しぶりにマルチストリングのインプレです。
今回は、ダンロップ社のモニターに当選して入手した『アイコニックタッチ』です。
アイコニックタッチは、弾力性・跳ね返す力を感じる柔らかマルチでした。高弾道であり飛距離を出しやすい点も特徴でした。
ダンロップ アイコニックタッチ1.25（Dunlop ICONIC TOUCH）の特徴・スペック
最初に、製品プロフィールです。
| メーカー | ダンロップ（Dunlop） |
| 製品名 | アイコニックタッチ（ICONIC TOUCH） |
| ゲージ | 1.25mm、1.30mm |
| カラー | ナチュラル |
| 素材／構造 | ナイロン、ポリウレタン |
| 製造国 | MADE IN JAPAN |
| 価格情報 | 12m：3,300円（税抜価格 3,000円） 市価最安値：12mカット品 1,906円(価格+送料)、200m 24,882円 送料無料 ※（2023.12.09時点） |
| 特徴 | 柔らかなポリウレタンに加え、フィラメントを緩めに撚り、柔らかさを追求。 優れた反発性を確保しながら、卓越した喰いつき感を実現。 |
ダンロップのナイロンマルチ＝アイコニックシリーズの中では、最もソフト、ホールド感や打ち出し角の高さが特徴のようです。
ひとつ気づいたのですが、アイコニックシリーズではオールだけがベトナム製で、タッチとスピードは日本製です。
ダンロップ アイコニックタッチ1.25（Dunlop ICONIC TOUCH） のインプレ
【セッティング】
PRO STAFF X V14（16×19）
50ポンド、プレストレッチなし、1本張り（ゴーセン張り）
7日間で計4時間打ってきました。★点数です。
| 反発感 | |
| ホールド感 | |
| スピン性能 | |
| テンション維持 | |
| 耐久性（切断耐久性） | |
| コスト（市価） | |
| 総合点 |
| 打感の硬さ |
私がマルチの基準と考えているストリング、XR-3の評価も記載します。
| 反発感 | |
| ホールド感 | |
| スピン性能 | |
| テンション維持 | |
| 耐久性（切断耐久性） | |
| コスト（市価） | |
| 総合点 |
| 打感の硬さ |
打感
その打感は、ダンロップの中では最もソフトとのことでしたが、一般的なマルチの中ではすごく柔らかいというイメージではありませんでした。
ホールド感はあるが、コシもあり、糸自体に弾力性があるイメージです。
おそらくポリウレタン配合による影響と考えられます。
反発感・ホールド感・スピン性能
とにかく弾道が高く出ることがこのストリングの特徴。
糸の滑りはあまり良くなくて、スピン性能が高いとは言えません。その影響もあって弾道が上がり、飛距離が出やすいようです。
フラットヒッターであればすぐに慣れそうですが、ポリエステルのスピンに慣れている人はなかなかアジャストしにくいです。私はポリユーザーですので、スピンを掛けてコントロールすることが難しく感じました。ストロークは、スピンもスライスもオーバー気味でした。
ホールドも感じられるストリングではありますが、意外と強い弾力感もあって、弾きの良い印象でした。
ダンロップのマルチは、アイコニックオール、アイコニックスピードも含めて打ち応えと弾力感のあるストリングだと思います。
テンション維持性能
50ポンドで張り上げましたが、出た面圧は47.3。
当日1.5時間使用後に▲2.4ポンド、7日後までにさらに4時間使用し▲5.3ポンドと、ナイロンマルチとしてテンション維持性能はほどほどといったところ。
| 張上げ後 経過時間 | 延べ使用時間 | ポンド数 | テンション 変化 | テンション 変化率 |
|---|---|---|---|---|
| 直後 | 0 | 47.3 | – | – |
| 当日 | 1.5時間 | 44.9 | -2.4 | -5.1％ |
| 3日 | 3時間 | 43 | -4.3 | -9％ |
| 7日 | 4時間 | 42 | -5.3 | -11.2％ |
ホームストリンガー視点での感想
柔軟性があり扱いやすい糸でした。引っ掛かりも強くないので、気を使わずに張上げられました。
インプレまとめ
ダンロップ アイコニックタッチ1.25（Dunlop ICONIC TOUCH）は、弾力性のあるソフトマルチ。
スピン性能控えめな分、高弾道が特徴で、飛距離を出したい人、フラットコントロールが上手な人にマッチしてくれそうです。
- フラットヒッター
- 今よりもボールに飛距離を出したい人
- スピン性能はあまり重視していない人
- あまりストリングを切らない人
ポチップ
