ベテランにもマッチしそうなポリ系のストリング探し。60本目に突入しました。
今回は『ヘッド リンクスエッジ』です。
ヘッド リンクスエッジ(HEAD LYNX EDGE)は、おそらく廃盤となっているようですが、在庫品が安く入手可能で、性能も良いため、今回あえて紹介いたします。
リンクスエッジは多角形ながら、LYNXの軽快さを持ち合わせ、好反発、硬度はノーマルレベル。その名の通りエッジの利いた引っ掛かりの良いポリストリングでした。
ヘッド リンクス(HEAD LYNX)の特徴・スペック
メーカー | ヘッド(HEAD) |
製品名 | リンクスエッジ(LYNX EDGE) |
ゲージ | 1.25mm |
カラー | ブルー |
素材 | CO-ポリエステル |
価格情報 | 定価:現在正規販売なし 最安価格12mカット品1,210円(価格+送料)、200m:16,900円(価格+送料)~ ※2022.4.16楽天調べ |
商品説明 | LYNX EDGE ストリングは、7 角形のテニス ストリングで、パワー、コントロール、余分なスピンを 1 つにまとめたものです。ストリングの 7 つのシャープなエッジが食いつきを増し、ボールをよりしっかりとグリップし、トップスピン プレーヤーにさらに多くのスピンを与えます。オリジナルの Head Lynx コポリのシェイプ バージョンである Lynx Edge は、追加のコントロールも提供し、ラケットのスイート スポットからの衝撃に対してもより寛容な感触を求める (そして必要とする!) 中級から上級レベルのプレーヤーに適しています。 . 優れた耐久性、平均以上のコントロール、パワー、余分なスピンを備えたこの製品は、ゲームでより多くのスピンと精度を求めている人にとって優れた選択肢です。 |
ヘッドのサイトにはすでに掲載されていないため、海外ネットショップのサイトで情報を確認しました。リンクスエッジは素材自体はLYNXと同じで、それをエッジの利いた7角形にしたもののようです。
リンクスの打感は個人的に非常に好きですので、エッジにも期待を持って打ってきました。
ヘッド リンクスエッジ(HEAD LYNX EDGE)1.25mmのインプレ
【セッティング】
WILSON PROSTAFF X V14(16×19)
49ポンド、プレストレッチ5%、1本張り(ゴーセン張り)
ニューラケット”プロスタッフX”を2か月ほど使用し、「ニューラケ補正期間」が終了しましたので、今回からこのラケットでストリングインプレをしていきます。
テンションなどはいつも通りのセッティングで、延べ6.5時間打ってきました。
★点数
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
総評:軽快・好反発・性能バランス◎/リンクスの良さを多角形状に展開
リンクスのフィーリングの良さはそのままに、多角形状になったことで引っ掛かりの良さが加わりました。
軽快な反発感、適度なソフトさはさすがリンクス。心地よい打感が好みです。
多角形上になると若干打球音が変わり、やや重めになりますが、そこまでの大きな変化は感じませんでした。エッジの利いた7角形の影響で、低いボールを持ち上げやすい、引っ掛かりの良さがメリットです。
硬さはリンクス同様に、ポリエステルとしては中の中程度。
表面コーティングの滑りは良く、スナップバックも良好です。ただオムニ含めて6.5時間も使えばキシミも生まれ、戻りは悪くなります。
総合的に、気になる点は少なく、個人的には好みの部類のストリングでした。
テンション維持性能
テンション維持は中の中
テンション維持性能はポリエステルストリングとしては、極ノーマルです。
張上げ後 経過時間 | 延べ使用時間 | ポンド数 | テンション 変化 | テンション 変化率 |
---|---|---|---|---|
直後 | 0 | 52.2 | – | – |
当日 | 1.5時間 | 48.5 | -3.7 | -7% |
3日 | 3.5時間 | 46.8 | -5.4 | -10.3% |
7日 | 5時間 | 46.1 | -6.1 | -11.7% |
10日 | 6.5時間 | 45.4 | -6.8 | -13% |
14日 | 8時間 | 44.5 | -7.7 | -14.8% |
28日 | 9時間 | 43.9 | -8.3 | -15.9% |
コスト
2023年4月16日時点で、12mカット品1,210円(価格+送料)、200m:16,900円(価格+送料)~。
すでに廃盤のため、販売店の数も少ないですが、低価格です。
ホームストリンガー視点での感想
エッジの利いた多角形は、指への負担はやや大きめ。
ただ、滑りの良いストリングではあるので、そこまで張りにくいということはありません。
インプレまとめ
ヘッド リンクスエッジ(HEAD LYNX EDGE)は、軽快・反発の良さ・ほどほどの硬度、多角形としてはとてもバランスの良さが光ります。
リンクスが好きで、もう少し楽に引っかける系のスピンを打ちたいなら、良い選択肢になるでしょう。
試してみたい方は、在庫のあるうちにぜひどうぞ。
- リンクス好きの方
- 硬すぎず柔らかすぎずが好み
- 軽快な打感が好み
- 反発の良さ重視
- 引っかける系スピンを楽に打ちたい
- コスト重視