ポリ系ストリングの検証76本目は、『ヘッド ホーク(HEAD HAWK)』です。
ヘッド ホーク(HEAD HAWK)は、ホークタッチよりも硬質で、いわゆる硬めのポリストリング。ボールをつぶす意識で打ちたくなる、攻撃的なプレーに最適な1本でした。
ヘッド ホーク(HEAD HAWK)の特徴・スペック
メーカー | ヘッド(HEAD) |
製品名 | ホーク(HAWK ) |
ゲージ | 単張:1.20mm、1.25mm 200mリール:1.20mm、1.25mm、1.30mm |
カラー | ホワイト、ブラック、グレー |
素材 | CO-ポリエステル |
価格情報 | 定価12m¥¥3,410 (税込)、200m¥45,100 (税込) 最安価格:12mカット品1,740円(価格+送料)、200m22,800円(価格+送料) (楽天市場2024/6/9時点) |
商品説明 | コントロールと爆発的なパワーの完璧なバランスがストリングに備わったとき、私たちはそれを HAWK と呼んでいます。このモノフィラメント ストリングは、コントロールに影響を与える内側の結晶コアと、パワーに影響を与える外側の分子鎖が、革新的なクリスタル コア テクノロジー (独自の製造プロセス) によって完璧にバランスされています。耐久性が高く、スピン能力も高いこのストリングは、ツアーやトーナメントで活躍するハイレベルなプレーヤーにとって最適な武器です。結局のところ、大きなパワーには大きな責任が伴うのです。 |
ホークは、ヘッドポリストリングの上位モデルであり、テイラー・フリッツの使用モデルです。
ヘッド ホーク(HEAD HAWK)1.25mmのインプレ
【セッティング】
WILSON PRO STAFF X V14.0(16×19)
49ポンド、プレストレッチ5%、1本張り
7日間インドアとアウトドアで、延べ7時間打ってきました。
★点数
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
総評:打ち応え十分、硬質な打感/しっかり打って爽快に飛ばす/クセは少なく性能維持も良好
ヘッドのポリエステルストリングの中では、価格的にも上位モデルの位置づけとなるホークシリーズ。
そのオリジナルモデル「ホーク」は、しっかりとした硬質感のある打感。テイラー・フリッツなどのハードヒッターも使用する、打ち応え十分な1本です。
球持ち感を大切にする人には向かないですが、球離れの良さ、反発感を重視する人には最適と感じます。
ショット面では、タッチ系よりは断然パワー系のショットが心地よく、しっかり打つ、スイングスピードを出す意識によって、このストリングの良さは引き出されると思います。
ノーマルな丸形断面のポリストリングであり、打球音も心地よく、クセはありません。振った分だけしっかりとスピンもかかってくれるため、「振ることができれば良いコントロールが得られる」でしょう。
ストリングに助けてもらうのではなく、ストリングを利用してやる、そんな意識のプレーヤーに向きそうです。
テンション維持、スピン性能維持も比較的良好でした。
価格はポリストリングとしては高級な部類です。
テンション維持性能
テンション維持性能は標準的レベル?
7日間7時間使用で、16%程度のテンション低下は、ポリとしては標準的~やや低い程度です。初期低下が緩やかで、これは硬めのストリングの特徴と言えます。
張上げ後 経過時間 | 延べ使用時間 | ポンド数 | テンション 変化 | テンション 変化率 |
---|---|---|---|---|
直後 | 0 | 50.5 | – | – |
当日 | 1.5時間 | 47.9 | -2.6 | -5.1% |
3日 | 5時間 | 43.2 | -7.3 | -14.5% |
7日 | 7時間 | 42.4 | -8.1 | -16.0% |
25日 | 8時間 | 41.9 | -8.6 | -17.0% |
ホームストリンガー視点での感想
クセのない丸形ポリであり、ポリとしては平均的な張りやすさです。
インプレまとめ
ヘッド ホーク(HEAD HAWK)は、硬め・爽快・クセの少ない丸形ポリ。
球離れを重視、心地よい打球音を求める、そして「しっかり振れる」プレーヤーには試してみる価値のあるストリングです。