ベテランにもマッチしそうなポリ系のストリング探しシリーズ。
49本目は、『テクニファイバー 4S(TECNIFIBRE 4S)』です。以前はブラックコード4Sという名称でしたが、その後ブラックコードが省略され、4Sになったようです。
4Sは、「はっきりしつつ嫌な硬さのない打感。引っ掛かりは良いが過度ではない、意外と普通に使える一本」でした。
テクニファイバー 4S(TECNIFIBRE 4S)の特徴・スペック
まずは製品プロフィールです。
メーカー | テクニファイバー(TECNIFIBRE) |
製品名 | 4S |
ゲージ | 1.20mm、1.25mm、1.30mm |
カラー | ブラック |
素材/ 構造 | ポリエステル/ ポリエステルモノ、特殊添加剤、特殊コーティング Thermocore “ストリングに柔らかさと安定性を与えるサーモコアテクノロジー 数段階にわたりストリングを熱し、冷ますプロセス Tecnifibreポリエステルストリングに採用” |
特徴 | 攻撃パワースピンの四角形 独自製法による柔らかでありながらもシャープな打球感 |
製造国 | MADE IN USA |
価格情報 | 12m:¥ 3,080 (税込) ※2022.9.11楽天調べ |
テクニファイバー 4S(TECNIFIBRE 4S)のインプレ
【セッティング】
Prince TOUR 100(16×18)
49ポンド、プレストレッチ5%、1本張り(ゴーセン張り)
12日間、約6.5時間ほど打ってきました。
★点数
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
総評:意外と普通に打てる4角形/硬すぎないスッキリはっきりした打感/スピンコントロールは良好!!
4角形ストリングということで、どんなキワモノかと思っていましたが、意外とクセがなく普通に打てることに驚きました。
感触的にはやや硬めでしょうか。ただガチガチではなくて、すっきり・はっきりした打感という印象です。
4角形断面の4Sは、打面側にエッジがこないので、そこまで過度な引っ掛かりはありません。チョリっとかけるとボールが短くなる感覚があるのですが、振っていくストロークの場合、スピン性能は高いもののコントロール不良になるほど過度ではありません。
性能的には、意外とオールラウンドに使えるストリングで、硬すぎずはっきりした打感と合わせて、私は結構好みのストリングでした。
テンション維持性能は悪くない
49ポンドで張り上げ、張り上がりの面圧は48.9ポンド。
テンション低下は緩やかなカーブで、2週間後のレベルとしてはノーマル程度の維持率です。
- 張り上げ直後 48.9ポンド
- 張り上げ当日 1.5時間使用後 46.8ポンド ▲2.1ポンド ▲4.3%
- 張り上げ3日後 延べ3時間使用後 44.1ポンド ▲4.8ポンド ▲9.8%
- 張り上げ7日後 延べ4.5時間使用後 43.5ポンド ▲5.4ポンド ▲11%
- 張り上げ12日後 延べ6.5時間使用後 43ポンド ▲5.9ポンド ▲12%
- 張り上げ21日後 延べ8時間使用後 43ポンド ▲5.9ポンド ▲12%
- 張り上げ30日後 延べ8.5時間使用後 42.8ポンド ▲6.1ポンド ▲12.5%
コスト
2022年9月11日時点で、最安価格:単張り12mカット品 1,560円 +送料240円、200m 17,500円 送料無料~、ポリとしてはちょっと高目ですね。
ホームストリンガー視点での感想
さすがに4角形ストリングということで、捻じれにはかなり気を使いました。
まったく捻じれさせずに張るのは難しく、特に横糸のタイオフ前の数本は、丁寧に時間をかけて通していく必要があります。注意と時間が必要なストリングでした。
インプレまとめ
テクニファイバー 4S(TECNIFIBRE 4S)は、やや硬め、すっきりはっきりした打感。スピン性能は過度ではなく、コントロール良好な意外と好印象なポリストリングでした。
形状的に好みはあるかもしれませんが、先入観なしに試してみると面白いと思います。
- やや硬めのポリが好み
- スピン性能・スピンコントロール重視
- テクニファイバー好き
- 多角形が好き
- プレースタイルはオールラウンドに対応できそう