ポリ系ストリングの検証81本目は、『トアルソン ポリワイヤープラス(TOALSON POLYWIRE PLAS) 』です。
トアルソン ポリワイヤープラス(TOALSON POLYWIRE PLAS)は、
包み込みたわんで飛ばしてくれるタイプのモッチリ系ソフトポリ。ややスピンが抑え目で「たわんで掴んで放り出す」「バイーンとまっすぐ飛んでいく」感覚でした。柔らかポリの割にテンション維持も悪くない、そんな1本です。
トアルソン ポリワイヤープラス125(TOALSON POLYWIRE PLAS125)の特徴・スペック
メーカー | トアルソン(TOALSON) |
製品名 | ポリワイヤープラス125(POLYWIRE PLAS125) |
ゲージ | 1.25mmのみ |
カラー | クリスタルゴールド、クリスタルブルー |
素材 | CLEARポリエステル、E+Plastic |
生産 | Made in JAPAN |
価格情報 | 定価12.2m¥3,080 (税込)、240m¥48,400 (税込) 最安価格:単張2,090円(価格+送料)、200m:21,780円 (楽天市場2024/11/2時点) |
商品説明 | 「カタくない アバれない ポリじゃないポリ」 柔軟性に優れたCLEARポリエステルへ弾性体エラストマーを配合したE+Plasticを採用。包み込むような打球感、スピン性能を兼ね備えた透明感のあるストリング。また、トアルソンの神糸ナインプロジェクトでは、【勝機の糸】と名付けられ、勝負に拘るアスリート志向ストリングでもある。 |
メーカー内の位置づけでは、かなりソフトさを売りにしたポリエステルストリングです。
トアルソン ポリワイヤープラス125(TOALSON POLYWIRE PLAS125)1.25mmのインプレ
【セッティング】
WILSON PRO STAFF X V14.0(16×19)
50ポンド、プレストレッチ5%、1本張り
20日間で、延べ8時間打ってきました。
★点数
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
総評:モッチリ系で包み込むようなソフトな打感/たわんで掴んで放り出す感覚、スピンは抑え目/意外とテンション維持が良い
「カタくない アバれない ポリじゃないポリ」というメーカー謳い文句の通り、かなり柔らかいポリエステルです。
久しぶりに味わうモッチリソフト系のポリで、打感としては粘り強い反発感です。たわみ、掴み感を感じられ、接触時間が長く感じます。掴んで放り出す感覚のため、スピン量は抑え目で、まっすぐにボールが飛んでいく感触でした。
ソフト系ポリはテンション維持が悪いケースが多いですが、このストリングは維持も良好で、打感の変化が少ないようです。一定のハリを維持してくれる点はかなり好印象でした。
ラメ掛かった美しい透明ポリエステルですが、表面がややキシミやすく数日後にはかなりストリングの戻りが悪くなり、スナップバック・スピンコントロールに若干難がある印象でした。
テンション維持性能
テンションロスのカーブが緩やか、じわじわ落ちるところもナイロン寄り
20日間で7.9ポンド・16.3%はノーマルなレベルですが、テンションの落ち方が緩やかな点がこのストリングの特徴なのかもしれません。
張上げ後 経過時間 | 延べ使用時間 | ポンド数 | テンション 変化 | テンション 変化率 |
---|---|---|---|---|
直後 | 0 | 48.4 | – | – |
当日 | 1.5時間 | 45.0 | -3.4 | -7.0% |
3日 | 3.5時間 | 43.2 | -5.2 | -10.7% |
7日 | 5時間 | 40.7 | -7.6 | -15.7% |
20日 | 8時間 | 40.5 | -7.9 | -16.3% |
ホームストリンガー視点での感想
クセのない丸形ポリで張りやすいポリストリングでした。
インプレまとめ
トアルソン ポリワイヤープラス125(TOALSON POLYWIRE PLAS125)は、美しいクリアポリエステルで、包み込むようなソフトな打感でたわんで飛ばすモッチリ系ソフトポリ。
キシミやすさの影響でスピンが抑え目のため、たわみでボールを飛ばす感覚が好みの人や、フラット系、タッチ系の人に向きそうな1本です。
テンション維持、打感の維持も良好です。
※当記事はテニスショップ東京浅草様とタイアップしています。