ポリ系ストリングの検証77本目『ソリンコ ハイパーGラウンド(SOLINCO HYPER-G ROUND)』です。
ソリンコ ハイパーGラウンドは、名作”グリーンモンスター”ハイパーGのラウンド形状モデル
ハイパーGの打ち応えは感じられつつ、より軽快に飛ばしてくれる、スッキリ系ハイパーGになりました。
ソリンコ ハイパーGラウンド(SOLINCO HYPER-G ROUND)の特徴・スペック
メーカー | ソリンコ(SOLINCO) |
製品名 | ハイパーGラウンド(HYPER-G ROUND) |
ゲージ | 1.15mm、1.20mm、1.25mm、1.30mm |
カラー | ライトグリーン |
素材 | CO-ポリエステル |
価格情報 | 定価12m¥¥3,080 (税込)、200m¥38,500 (税込) 最安価格:12mカット品1,590円(価格+送料)、200m17,990円(価格+送料) (楽天市場2024/7/21時点) |
商品説明 | HYPER-Gファンが待望した 「丸形断面」で弾道&スピード改革 「引っかからない【ハイパーG】が使いたい!」と願うプレーヤーに向けて、【ハイパーG】のスピンパワーを推進力に変換して、スピードで相手を圧倒する【ハイパーGラウンド】が登場! |
ソリンコ ハイパーGラウンド(SOLINCO HYPER-G ROUND)1.25mmのインプレ
【セッティング】
WILSON PRO STAFF X V14.0(16×19)
50ポンド、プレストレッチ5%、1本張り
7日間インドアとアウトドアで、延べ7.5時間打ってきました。
★点数
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
総評:打ち応えはハイパーG/やや高い打球音に変わり反発感良好/スピン性能はそこまで変わらない
ソリンコの名作ハイパーGは、少しこもったような打球音が特徴で、打ち応えのしっかりしたポリストリングですが、ラウンド形状になってもそのハイパーGテイストが感じられます。
一方で、丸形となったことで打球音がやや爽快になり、すっきりとした打感と、反発感の良い感触が味わえます。個人的にはラウンドの方がスッキリしていて、打ち応えと反発感のバランスはこちらの方が好みです。
ただし決してソフトポリの部類ではなく、しっかりとボールを打っていく意識が必要なストリングだと思います。ストリングの伸縮性やソフトなホールド感を求めたい人には不向きかも知れません。
スピン性能については、多角形の引っ掛かり感はないものの、スナップバックも良いためちゃんと掛かってくれます。多角形ハイパーGと比較して、ラウンドは低弾道を売りにしているようですが、そこまで大きな差は私のプレースタイルでは実感されませんでした。
価格も比較的良心的で、使いやすいストリングです。
テンション維持性能
テンション維持性能は標準レベル
7日間7.5時間使用で、15%程度のテンション低下であり、ポリとしては標準的です。ハイパーGは多角形のオリジナルも、元々こもったような打球音のせいか、テンションは落ちても使用感の変化は小さいと感じました。
張上げ後 経過時間 | 延べ使用時間 | ポンド数 | テンション 変化 | テンション 変化率 |
---|---|---|---|---|
直後 | 0 | 50.9 | – | – |
翌日 | 1.5時間 | 45.9 | -5.0 | -9.8% |
3日 | 4.5時間 | 44.2 | -6.7 | -13.2% |
10日 | 7.5時間 | 43.1 | -7.8 | -15.3% |
28日 | 10.5時間 | 42.1 | -8.8 | -17.3% |
ホームストリンガー視点での感想
クセのない丸形ポリであり、ポリとしては平均的な張りやすさです。
インプレまとめ
ソリンコ ハイパーGラウンド(SOLINCO HYPER-G ROUND)ハイパーGの硬派な打ち応えはありつつ、ややスッキリとした打感になりました。高い打球音で反発が良い印象で、スピン性能はそこまで変わらない。
ハイパーG嫌いの方にも一度味わってもらいたい「攻撃型」のポリストリングでした。