ポリ系ストリングの検証67本目は、『ポリファイバー ツアープレイヤー(POLYFIBRE TOUR PLAYER)』です。
ツアープレイヤーは、打ち応えと爽快な打球音が特徴。硬めのため伸びにくく、スナップバックも◎。コスパ最高で欠点を感じにくいストリングでした。
ポリファイバー ツアープレイヤー(POLYFIBRE TOUR PLAYER)の特徴・スペック
メーカー | ポリファイバー(POLYFIBRE) |
製品名 | ツアープレイヤー(TOUR PLAYER) |
ゲージ | 1.25mm、1.30mm |
カラー | ナチュラル |
素材 | ビニール(ビニール!?) |
価格情報 | 定価不明 12mカット品¥959円(価格+送料)、200m¥9,300円 |
商品説明 | ツアー プレーヤーは、耐久性、パワー、コントロールを求める経験豊富なプレーヤーに最適です。 使い始めた瞬間から、この高性能ストリングの巨大なパワーとコントロール特性に驚かれるでしょう。 特殊なコロナコーティングと独自の標準化分子分布技術(SMD)により、耐摩耗性により高いスピン効果 (スナップバック)を実現し、プレー中にストリングが動くことはありません。 同等の演奏特性を維持しながら、耐久性を2倍にすることができます。 このストリングは、パワー、コントロール、最適な腕の保護を目的に設計されています。 |
ポリファイバー社は、ポリエチレン、ポリオレフィンなど、多様な素材を使いこなすメーカーですが、このツアープレイヤーはビニールとのこと。ビニール!?少しイメージしにくいのですが、触感や硬さのイメージはポリエステルと同様でした。
ポリファイバー ツアープレイヤー(POLYFIBRE TOUR PLAYER)1.25mmのインプレ
【セッティング】
WILSON PRO STAFF X V14(16×19)
49ポンド、プレストレッチ5%、1本張り(ゴーセン張り)
いつも通りのセッティングで、延べ5時間打ってきました。
★点数
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
総評:硬めで打ち応えあり/爽快な打球音のおかげで飛びの良い感覚/テンション維持とコスパは◎
最近使ってきた中では、久しぶりに打ち応えのあるハードさを感じました。とは言っても、カッチカチというほどではなく、個人的には許容範囲。競技者だけでなく、一般プレーヤーでも硬めが好きであれば十分使えると思います。
その爽快で高めの打球音のおかげで、反発感に優れる印象で、この点も私の好みにマッチしてくれました。
素材は「ビニール」とのことですが、ポリエステルとの違いは感じません。
表面の維持も良く、丸形断面で滑りも良く、スナップバックも問題ありません。スピンはかけやすいです。
ハード系ポリはテンション維持が良い傾向がありますが、この糸もやはりテンション維持性能に優れるようです。
流通価格がこれ以上ないレベルで低価格のため、コスパも最高です。
総じて(個人的好みに照らし合わせて)欠点の少ないポリエステルストリングでした。
テンション維持性能
テンション維持性能はかなり良い
10日間で△12.4%なら、十分なレベルです。特に7日目から10日目でほとんど変化ない点は、評価できるところです。
最終観察ポイントの25日目でも低下幅は小さく、とても素晴らしい結果でした。
張上げ後 経過時間 | 延べ使用時間 | ポンド数 | テンション 変化 | テンション 変化率 |
---|---|---|---|---|
直後 | 0 | 49.3 | – | – |
当日 | 1.5時間 | 46.5 | -2.8 | -5.7% |
7日 | 3時間 | 43.8 | -5.5 | -11.2% |
10日 | 4.5時間 | 43.2 | -6.1 | -12.4% |
25日 | 7.5時間 | 43 | -6.3 | -12.8% |
ホームストリンガー視点での感想
ツルツルした丸形ストリングで、ポリ系としては十分張りやすいストリングです。
インプレまとめ
ポリファイバー ツアープレイヤー(POLYFIBRE TOUR PLAYER)は、ハード目で心地よい爽快な打ち応え。テンション維持、コストパフォーマンス、スピン性能、全て満足度の高いストリングでした。
- ハードなポリが好き
- 爽快感を求める
- スイングスピード速め
- ブランドにこだわらない
- コスパ重視(低価格)