2023年は、計17本のポリ系ストリングをインプレしました。2022年の26本よりも少し張り頻度が落ち着きました。
その中から、特に個人的に気に入ったストリングをベスト5で紹介します。
先日、久しぶりにナイロンを打ってみましたが、ポリとのスピンコントロール性能の差が大きくてとても難しかったです。やはり私は、ポリ単張りが大好きだということを再認識しました。
- ソリンコ コンフィデンシャル(SOLINCO CONFIDENTIAL)
- テクニファイバー レーザーコードソフト(TECNIFIBRE RAZOR CODE SOFT)
- ポリファイバー ツアープレイヤー(POLYFIBRE TOUR PLAYER)
- ヘッド リンクス(HEAD LYNX)
- テンエックスプロ フュージョンブラスト(TENX PRO FUSION BLAST)
1位 ソリンコ コンフィデンシャル(SOLINCO CONFIDENTIAL)
大人気ソリンコのポリエステルの中から、ミディアムハードに位置付けられる(?)コンフィデンシャル。
硬すぎず柔らかくもない、打ち応えもあって嫌なところがない、個人的に好きなストリングです。
商品説明 新感覚のホールド感によるスピン&コントロール
契約プロやジュニアプレーヤーの長期間のテストによって完成した、
SOLINCOストリングでホールド感No.1の五角形ポリエステル。
強いホールド感でスピンとコントロールを両立。キモニー社 SOLINCOカタログより
製品紹介ページより
ソリンコ コンフィデンシャル(SOLINCO CONFIDENTIAL)は、同じ5角形ポリのハイパーGとツアーバイトの中間的な硬さ(硬め)。重厚な粘り感を持つハードポリです。
打ち応える求める一方で、ガツンとした衝撃を好まない人にはコンフィデンシャルは最適です。
テンション維持性能、表面コートの維持も悪くないため、賞味期限も長めに想定できそうです。
2位 テクニファイバー レーザーコードソフト(TECNIFIBRE RAZOR CODE SOFT)
メドベージェフが使用中のテクニファイバーレーザーソフトは、「#ロングラリーを制するポリ」がキャッチコピーですが、どんなプレーヤーにでも使えそうな、守備範囲の広いストリングでした。
テクニファイバー レーザーソフト(TECNIFIBRE RAZOR SOFT)は、ボールとケンカしない高弾性なソフトポリ。ホールド感と弾力性の高バランスが印象的。スナップバックの維持も良好で、ストローカーだけでなくタッチ系プレーヤーにもマッチしてくれそうなストリングでした。
3位 ポリファイバー ツアープレイヤー(POLYFIBRE TOUR PLAYER)
3位は、ドイツの良心的メーカー「ポリファイバー」のツアープレイヤーです。
その名の通り、ツアー系のハード寄りのポリの位置づけなのですが、そこまでガチガチではなく、打球音が素晴らしいため心地よく使用できました。
ポリファイバー ツアープレイヤー(POLYFIBRE TOUR PLAYER)は、ハード目で心地よい爽快な打ち応え。テンション維持、コストパフォーマンス、スピン性能、全てで満足度の高いストリングでした。
4位 ヘッド リンクス(HEAD LYNX)
4位はヘッドのリンクス。
本当にクセの少ない、基準ポリといって差し支えのない高バランスストリングです。
ヘッド リンクス(HEAD LYNX)は、軽快・高反発、適度なソフトさとホールド感で欠点の少ないストリングです。スナップバックの維持にも優れ、スピン性能も◎。ポリの基準ストリングとしても推奨したい1本でした。
5位 テンエックスプロ フュージョンブラスト(TENX PRO FUSION BLAST)
最後は、オーストラリアの新興メーカー『TENEXPRO』のフュージョンブラストです。
しっかり打つことをユーザーに求めるタイプのポリで、決して万人受けはしなさそうですが、しっかりとプレーすればそれに応えてくれる誠実さのような部分が好印象でした。
テンエックスプロ フュージョンブラスト(TENX PRO FUSION BRAST)は、ハード目・硬め、ボールをしばく競技層にもささる、打ち応えのある打感です。球持ちより反発重視、打ち応え重視の選手にマッチしてくれそう。しっかりボールを打つ意識にもつながる印象でした。
スナップバック、打感、テンションの維持も良くスピン性能も十分でした。
2023年 個人的ポリ系ストリング総括
2023年を振り返ってみると、やはりソフトポリよりは「やや硬め~硬め」なポリの方が自分好みであることが分かります。
一方で、レーザーソフトやコンフィデンシャルのように、ソフトでありつつ高弾性なポリも好きです。
1位のコンフィデンシャルのみが多角形で、それ以外は全て丸形ポリだったことからも、やはり丸形ポリの高い打球音に自分はこだわっているんだろうな、ということも改めて確認できました。