ベテランにもマッチしそうなポリ系ストリング探しシリーズ。
22本目は『ヨネックス ポリツアーエア125(YONEX POLY TOUR AIR)』です。
ポリツアーエアは「負担の少ないソフトポリながら爽快・軽快な反発がウリ。ポリとしてはかなりテンション維持に優れる一本」でした。
ヨネックス ポリツアーエア125(YONEX POLY TOUR AIR)の特徴・スペック
製品のプロフィールです。
メーカー | ヨネックス(YONEX) |
製品名 | ポリツアーエア(POLYTOUR AIR) |
ゲージ | 1.25mm |
カラー | スカイブルー |
素材 | 芯糸/ハイポリマーポリエステル、HRエラストマー |
製造国 | MADE IN JAPAN |
価格情報 | 12m:¥ 2,750 (税込) 最安価格12mカット品:970円 +送料260円 、240m:13,400円 送料無料~ ※2021.10.31楽天調べ |
本ストリングは、新素材HR-エラストマーを搭載し、反発弾性と耐衝撃性を両立させ、やわらかく、軽い打球感を実現しました。体への負担、衝撃を軽減し軽快に飛ばせます。
~中略~
従来品と比較し衝撃吸収は20%減、たわみは1%UP。やわらかく、軽い打球感が得られる。
YONEX ポリツアーエア発売時プレスリリースより
太さは1.25mmの1種類のみです。
ヨネックス ポリツアーエア125(YONEX POLY TOUR AIR)のインプレ
【セッティング】
PRINCE TOUR100(16×18)
48ポンド、プレストレッチ5%、1本張り(ゴーセン張り)
さて、4回 計6時間打った★点数です。
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
やや気温が下がりつつある季節ですが、インドア、アウトドアそれぞれでプレーした結果、手腕への負担も少なく非常にソフトです。
ポリエステルはソフトになるほど打感がモタっとしがちなのですが、エアは非常にソフトであるにもかかわらず、爽快・軽快な反発感で、そのネーミングのイメージ通りの打感でした。
おそらく復元力を高めるHR-エラストマーの効果なのでしょう、巷の柔らかいだけのソフトポリとは一線を画す打感でした。また、テンション維持能力も極めて高く、ソフトポリの常識が当てはまらない点も素晴らしいです。
詳細は以下報告していきます。
打感(反発・ホールド)
打ち心地は非常にソフトで高反発です。「これってポリ?」と一瞬思わされるような感覚です。
ハードなポリに適応できないベテランの私は、ソフトポリを中心に試しています。しかし、ソフトになるほど打感がボヤケてしまったり、テンション維持性能が厳しかったりと、デメリットもかなりあります。
しかしポリツアーエアは、ソフトながら軽快な打感で、私にとっては非常に満足度の高いポリストリングでした。
スピン性能
あまり印象には残らないですが、特に問題も感じません。表面の滑りもノーマル、スナップバックもしてくれます。
丸形断面のポリストリングとしては標準的なスピン性能でしょう。
テンション維持性能
48ポンドで張り上げ、張り上がりの面圧は49.9ポンドとノーマルです。
当日に1.5時間使用し、3.1ポンド低下、7日後までにさらに4時間、延べ5.5時間使用後に5.2ポンド低下しました。ポリエステルとしては非常にテンション維持が良いです。打感の変化も少なく非常に好印象でした。
テンション維持はきわめて良さそうです。
約1か月後のテンションは▲15%程度で下げ止まり、維持性能は比較的良いと言えそうです。
- 張り上げ直後 49.9ポンド
- 張り上げ翌日 1.5時間使用後 46.8ポンド ▲3.1ポンド ▲6.2%
- 張り上げ7日後 延べ5.5時間使用後 44.7ポンド ▲5.2ポンド ▲10.4%
- 張り上げ10日後 延べ6時間使用後 43.6ポンド ▲6.3ポンド ▲12.6%
- 張り上げ30日後 延べ9時間使用後 42.6ポンド ▲7.3ポンド ▲14.6%
コスト
2021年10月31日時点で、最安価格12mカット品:970円 +送料260円 、240m:13,400円 送料無料~。
日本製のこの高性能ストリングがこれだけ安いとは!コスパはかなり優れています。
ホームストリンガー視点での感想
丸形断面のポリストリングとしては、クセも少なく、張りやすい糸でした。
インプレまとめ
ヨネックス ポリツアーエア125(YONEX POLY TOUR AIR)は、ソフトかつ爽快・軽快な反発感。テンション維持性能にも優れ、コスパも極めて良好です。
さいごに推奨プレイヤーをまとめます。
- ハードポリは厳しいベテラン、女性、ジュニア
- ソフトポリが好み
- 軽快な反発感が好み
- 気温が下がる季節の選択肢として
- テンション維持性能重視(ガットをあまり切らない人)
- コスパ重視