ベテランにもマッチしそうなポリ系のストリング探し。54本目は、
『ソリンコ アウトラスト』です。
ソリンコ アウトラスト(SOLINCO OUTLAST)は、ポリエステルのど真ん中といえる、非常にクセの少ないポリエステルストリングでした。テンション維持性能が素晴らしい点は、かなりのメリットです!
ソリンコ アウトラスト(SOLINCO OUTLAST)の特徴・スペック
まずは製品のプロフィールから。
メーカー | ソリンコ(SOLINCO) |
製品名 | アウトラスト(OUTLAST) |
ゲージ | 1.15mm、1.20mm、1.25mm、1.30mm |
カラー | レッド |
素材 | CO-ポリエステル |
価格情報 | 国内正規流通がない(?)ため定価不明 最安価格12mカット品2,171円(価格+送料)、200m:9,900円 送料無料~ ※2022.11.13楽天調べ |
商品説明 | 最大限の耐久性とすべてのコートでのプレイアビリティを提供するように設計された、 新しく開発された高性能で丸みのあるコポリエステル ストリング。 卓越した耐久性と比類のないプレイアビリティを提供するように設計された、 革新的な高出力コポリエステル モノフィラメント繊維を使用しています。 |
製品紹介ページより
多角形ポリストリングを中心に展開しているソリンコの中で、アウトラストは丸形断面のストリングです。耐久性とプレイアビリティ(プレイしやすさ、使いやすさ?)が売りのようです。
ソリンコ アウトラスト1.25mm(SOLINCO OUTLAST)のインプレ
【セッティング】
PRINCE TOUR100 2020(16×18)
49ポンド、プレストレッチ5%、1本張り(ゴーセン張り)
いつも通りのセッティングで、21日内に延べ6.5時間打ってきました。
★点数
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
総評:クセが少なく弱みがないミディアムポリ/驚愕のテンション維持性能の良さ
良くも悪くもクセがなく、ある意味誰にでも受け入れられそうな打感です。
硬すぎないのでしんどくないし、柔らかモッチリぼやけたソフトポリでもない。打球音も爽快さがあり、一方で尖ってはいないので、本当に「意識しないで使える」ノーマルさでした。硬めのストリングが多いソリンコの中では、マイルドな部類になるでしょう。
表面はもともと光沢感がある感じではないのに、割と滑りは良いようで、スナップバックもしてくれるためスピンだってしっかりかかります。表面の劣化も早くないので、安心して使える期間が長いのもメリット。
その独特のレッドカラーが好きな人であれば、最初に選ぶ基準ストリングとして使うことができそうな、クセのない味わいでした。
テンション維持性能
ポリとしてはテンション維持性能は過去最高レベル
特筆すべきはそのテンション維持性能の高さ!!21日間6.5時間の使用で▲11%は、ポリとしては過去最高レベルでした。
テンション維持が良いソリンコのポリの中でも、アウトラストは特に優れた結果でした。
- 張り上げ直後 49.2ポンド
- 張り上げ当日 1.5時間使用後 46.5ポンド ▲2.7ポンド ▲5.5%
- 張り上げ3日後 延べ2.5時間使用後 44.5ポンド ▲4.7ポンド ▲9.6%
- 張り上げ7日後 延べ4時間使用後 44.5ポンド ▲4.7ポンド ▲9.6%
- 張り上げ21日後 延べ6.5時間使用後 43.8ポンド ▲5.4ポンド ▲11%
- 張り上げ30日後 延べ7時間使用後 42.7ポンド ▲6.5ポンド ▲13.2%
コスト
2022年11月13日時点で、12mカット品は流通量が少ないためか、最安価格が2,171円(価格+送料)と若干高め。一方で、200mリールは9,900円 送料無料~とかなり安いので、気に入ればリールでの購入がおススメです。
ホームストリンガー視点での感想
張りやすい丸形ポリで、さらっとした感触で糸通しもしやすく、張りやすいポリストリングでした。
インプレまとめ
ソリンコ アウトラスト(SOLINCO OUTLAST)は、クセの少ない基準とすることができるポリストリングでした。性能的に苦手もありません。
テンション維持性能は、ポリストリングの中ではトップレベルで、自分調べでは過去最高でした。
レッドカラーが好きであれば、ぜひ一度は試してもらいたい、そんなストリングでした。
- ポリの基準ストリングを使いたい
- 張替頻度が少なくテンション維持性能を重視
- 丸形断面のポリが好き
- レッドカラーが好き
- プレースタイルはオールラウンドに対応
- リール買い出来る人に