ベテランにもマッチしそうなポリ系ストリング探しシリーズ。
20本目は『テクニファイバー ブラックコード124(tecnifibre BLACK CODE)』です。
ブラックコードは「柔らかく素朴な打感、引っ掛かりが良く弾道が上がりやすいストリング」でした。
テクニファイバー ブラックコード124(tecnifibre BLACK CODE)の特徴・スペック
製品のプロフィールです。
メーカー | テクニファイバー(Tecnifibre) |
製品名 | ブラックコード(BLACK CODE) |
ゲージ | 1.18mm、1.24mm、1.28mm、1.32mm |
カラー | ブラック、ファイアー、ライム |
素材 | ポリエステル |
製造国 | MADE IN FRANCE |
価格情報 |
12m:¥ 2,750 (税込) 最安価格12mカット品:770円 +送料250円 ~、200m:12,570円 送料無料~ ※2021.9.26楽天調べ |
製品説明
コントロールスピンの五角形。食いつき感が強く、柔らかい打球感が特徴
選べる3色を容易
テクニファイバー公式サイト 商品ページより
テクノロジー
“ストリングに柔らかさと安定性を与えるサーモコアテクノロジー 数段階にわたり、ストリングを熱し、冷ますプロセス Tecnifibreポリエステルストリングに採用”
テクニファイバー公式サイト 商品ページより
私は今回、1.24mmを試しました。
テクニファイバー ブラックコード124(tecnifibre BLACK CODE) のインプレ
【セッティング】
Babolat Pure Strike 100(16×19)
49ポンド、プレストレッチ5%、1本張り(ゴーセン張り)
さて、2回約3.5時間打った★点数です。
反発感 | |
ホールド感 | |
スピン性能 | |
テンション維持 | |
コスト(市価) | |
総合点 | |
打感硬さ |
ファーストインプレッションは、「ボソっとした柔らかさで反発抑えめ」。実際はそこまで飛距離が出ないワケではないのですが、独特のボソッとした控えめの打球音が、「飛びが悪い!?」ような気にさせられる要因です。
日本メーカーのモッチリ粘っこい系の柔らかさとは少々異なり、素朴な打感というのが当てはまります。
ショートラリーの小さいスイングでも引っ掛かりが良くて、サービスエリアにしっかり納まってくれるのが印象的でした。
詳細は以下報告していきます。
打感(反発・ホールド)
反発が控えめに感じさせられる、独特の鈍い打球音を放ちます。柔らかく掴むホールドも感じられるでしょう。
上述の通り、その鈍さと打球音のせいで飛びが悪いように思わされますが、実際の飛距離に大きな差は感じません。
この打感、打球音が気に入るかどうかで選ぶべきと考えます。
スピン性能
引っ掛かりは良く、スピン性能は高め。
ただしチョリチョリスピンだと少々浅くなりがちで、しっかり振っていく方が弾道も上がって攻撃的なスピンが打てました。
私は多角形ガットの経験値が浅いのですが、これは多角形の効用なのでしょうか。触った感じではさほど角を感じることはないのですが。
テンション維持性能
49ポンドで張り上げ、張り上がりの面圧は50.3ポンド。テンションの出方はごくノーマルです。
当日に1.5時間使用し、3.8ポンド低下、2日後にさらに2時間、延べ3.5時間後に5ポンド低下しました。
テンション維持はけっこう良さそうです。
今後の経過も追っていきます。
- 張り上げ直後 50.3ポンド
- 張り上げ翌日 1.5時間使用後 46.5ポンド ▲3.8ポンド ▲7.6%
- 張り上げ2日後 延べ3.5時間使用後 45.3ポンド ▲5ポンド ▲9.9%
- 張り上げ10日後 延べ5時間使用後 43.5ポンド ▲6.8ポンド ▲13.5%
コスト
2021年9月26日時点で、最安価格12mカット品:770円 +送料250円 ~、200m:12,570円 送料無料~です。
これだけ安価に入手できるのはありがたい。コスト重視の方にも最適です!
ホームストリンガー視点での感想
五角形断面のポリではありますが、特に取り扱いが困難とは感じず、張り上げは順調でした。
タイオフ直前の数本は捻じれに注意しながら、慎重に張り上げました。
インプレまとめ
テクニファイバー ブラックコード124(tecnifibre BLACK CODE)は、素朴な打感で柔らかく、スピン性能も良好。テンション維持も良く、コストも安価で、幅広い方が使えそうなストリングでした。
さいごに推奨プレイヤーをまとめます。
- 使い手を選ばずに検討できる1本
- 中反発感が好み
- 高音の打球音が苦手
- 引っ掛かりの良いストリングが好き
- コスパ重視