寒い季節に欠かせない、テニス用タイツ・スパッツ。
スポーツ用のロングタイツは結構な値段がしますが、何かの拍子で引っかき傷を作ってしまったり、転んで穴を開けてしまったことがある人は少なくないはず。
私も以前、オムニコートで砂が少ない場所でつんのめって転んだ際、大切にしていたCW-Xのタイツに穴を開けてしまいました。もう補修はできないと思い込んで、その時はすぐに捨ててしまったのですが、もう少し対処方法を探せばよかったと今になって後悔しています。
実は、最近買ったばかりのヨネックスSTBタイツにも、いつの間にか小さい穴を開けてしまい、さすがにすぐに捨てるのはしのびなく、ネットで調べた情報から、良さそうな補修方法を見つけました。今回『ストレッチ生地用のアイロン補修シート』を紹介します。
テニス用タイツは非常にデリケート
スポーツ用タイツは生地がデリケートなこともあって、手のささくれやアカギレの引っかけ、金具への引っかけ、洗濯時のスレなどで、キズ・小穴・糸のほつれが起こるなどで、とかくキズをつけてしまいがち。
また、脱ぎ着する際の伸縮に耐えられずに縫い糸が切れてしまうケースも、私は何度か経験しています。
そして、スポーツ用タイツは伸縮性のある生地のため、手縫いではなかなか上手くキレイに補修できないことが難点です。
そんな時に試してもらいたいのが、ストレッチ性がある薄地のアイロン圧着の補修布です。
インナー用補修シートで補修してみた
「CAPTAIN88 簡単補修シリーズ インナーの補修シート」を購入
早速ネットで購入してみました。価格は300円前後で購入できてしまいます。
100円ショップでも同様の品がありますが、まずはネットで紹介されていたこの商品を試すことにしました。
生地は非常に薄地で、伸縮性はあるのですが、スポーツ用タイツほどの伸縮性ではありません。
まずはシートを丸くカット
穴をしっかり隠せる最小限の大きさに、丸くカットします。剥がれにくくするためにも、必ず角は丸めておく方が良いそうです。
タイツを少し伸ばした状態にしてカットしたシートを置く
実は、私は一回貼り付けに失敗しています。タイツを伸ばしていない状態で熱圧着したため、運動時のタイツの伸縮性に補修シートがついてこられなくなったことと、熱圧着自体が十分ではなかったことが理由として考えられます。
ですので今回は、バスタオルを詰め込んで、少しタイツを伸ばした状態にして圧着させることにしました。
カットした補修シートは、織目をタイツと合わせて置きます。もちろん補修シートは目立たないように裏側に設置します。
綿100%の布を当ててアイロンは『中』でじっくりと圧着
スポーツ用タイツは熱に弱い生地のため、必ず綿100%の当て布を使い、熱加減は説明書き通り『中』に設定します。
1回目の失敗の教訓を生かし、アイロンは説明書きの20秒にはこだわらず、もう少しじっくりかけてみると、端までしっかりと圧着できました。
タイツを引っ張りながら圧着したため、表側はこのような感じで多少突っ張り感が出ていますが、運動時の生地伸縮を考えるとこちらの方が剥がれにくいはずです。
貼り付け後、3回着用、3回洗濯をしましたが、今のところ剥がれてきていません。
市販の補修シートは数種類
私が今回紹介した以外にも、「ストレッチ素材用」「薄地」の同様の商品がいくつかあります。ダイソーなどの100均でも類似商品が販売されています。
口コミなどを見ながら判断しても良いかも知れませんね。