色違いで複数着買ってしまうくらい、最近はアシックスのテニスウェアを気に入って愛用しています。
ひと昔前には学生スポーツや陸上競技の印象が強く、テニスのアパレルについてはあまり印象がなかったアシックスですが、ここ数年のテニスシューズ、そしてアパレルの躍進ぶりはすさまじいです。
そんなアシックスについて、その魅力、おススメポイントを紹介していきたいと思います。
アシックスとは
特色
鬼塚商会として創業し、71年の歴史を誇る株式会社アシックス(ASICS)は、言わずと知れた総合スポーツ用品メーカーでありスポーツブランドです。国内のみならず海外展開も積極的で、いまや日本を代表する世界的スポーツメーカーとして抜群の知名度を誇っています。
特にフットウェア=スポーツシューズに強みを持ち、陸上競技、バレーボールなどではこれまでもトップブランドに位置付けてきましたが、2010年頃からグローバルなテニスのプロモーションを開始し、優秀なテニスシューズとデザインと機能性を備えたアパレルを引っ提げ、トッププロとの契約が進んだことから急速な躍進を遂げました。今ではATPやWTAのトッププロも多数愛用する、世界屈指のテニス関連メーカーと言っても過言ではありません。
ナイキに見初められていたアシックス
アシックスの持っている逸話で有名なのが、ナイキとの関係性です。
ナイキの創業会社であるBRS社は、当初はオニツカ社(アシックスの前身)のシューズの米国輸入代理店を務めていたそうです。その後、ナイキはオニツカ社から技術者を引き抜き、彼らに作らせたのが最初のナイキシューズだったようです。初期のナイキシューズが日本製だったというのは、私も今回調べて初めて知った話です。
いまや世界トップのスポーツメーカーに成長したナイキですが、アシックスがなければ今の姿はなかったのかも知れません。ナイキの成長に結果的に一役を買った、そんな逸話もアシックスが世界に誇れるメーカーたる所以です。
アシックスのテニスウェアの特徴
契約プロの動向
アシックスのテニスシューズ、そしてテニスウェアがメジャーになった理由として、ガエル・モンフィスが一役買ったと言って間違いないでしょう。
以前からアシックスシューズは、その高い機能性からトッププロからも高い評価を得ており、契約なしで履いている選手もいたほどでした。テニスデイリーさんの以下の記事でも分かるように、2013年頭にアシックスと契約していたプロはサマンサ・ストーサーだけだったことからも、それがよく分かります。
https://www.thetennisdaily.jp/news/contents/items/20130115_0002159.php
そして2013年にモンフィスと契約をしたことをきっかけに、アパレルでも大きな躍進を始めました。
スタイルもセンスも良く、テニス界のファッションリーダーとも言えるモンフィスが着用し始めたことで、間違いなくアシックスウェアのイメージがアップしたと感じます。
🔛🙅🏾♂️ pic.twitter.com/AcY3WDR6Hr
— Gael Monfils (@Gael_Monfils) January 23, 2020
モンフィス以外にも、ゴファン、デミノー、チョリッチなど才能豊かで堅実なプレイヤーたちが契約に至っている他、セレナのコーチとして有名なムラトグルー氏の『ムラトグルー・アカデミー』とも契約し、グローバルな知名度はどんどん上昇中です!
モンフィスのウェアはナイキ、K-SWISSへと変遷し、2013年からアシックスと契約しているよ。個人的にはモンフィスの着ていたK-SWISSのウェアもとても格好良かったと思う!
デザイン
アシックスの特徴として、単色使いを中心としたシンプルで飽きのこないデザインを使用しています。
たとえばシャツについては、単色使いであっても同一の素材を使いつつ、クルーネックタイプ、ヘンリーネックタイプ、襟付きポロシャツタイプなど複数パターンのデザインを準備し、選手たちのニーズに応えている点も素晴らしい評価ポイントです。
ショートパンツについてもシャツと同様にシンプルなデザイン。最近流行となりつつある、やや短めの7インチ丈をラインアップし、市場のニーズに応えてくれています。
機能性
2018-2019年のシャツに用いられていた『GEL-COOL』機能に見られるように、アシックスではウェアを快適に保つための機能を追求しています。
GEL-COOLとは、『ポリウレタン素材である”GEL-COOL”が汗を吸って膨らむことで肌と生地の間に空間ができて通気性を確保する』機能のことです。また地味になりがちな背面のデザイン性を向上させるというメリットもあります。
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/training/gelcool
個人的に気に入っていたGEL-COOL機能とそのデザインですが、残念ながら2020モデルのウェアからはその機能が搭載されなくなりました。
しかしながらそれ以外にも例えば、
- 透けてはいけない前身頃はしっかりとしつつサラッとした肌触りの生地を用いる。肌に触れる内側は凹凸のある作りで濡れてもまとわりつきにくい
- ある程度透けても構わない背部や袖部はメッシュ生地で通気性を追求
- 脇部、胴体側面などの見えにくい場所は目の粗いメッシュ生地でさらなる通気性を追求
こんな工夫がされていて、汗かきのプレイヤーにとっても快適なウェアとなっています。
ショートパンツについても生地の使い分けがなされていて、通気性快適性が保たれます。また、ボールの出し入れがしやすいL字型のポケットにするなどの工夫もされています。
買いやすさ
既にメジャーブランドとなったアシックスウェアは、テニスショップでの取り扱いも豊富ですし、WEBでも取扱店舗が沢山あります。
また、モデルチェンジ前後には特にお手頃価格になっていきますので、タイミング次第ではかなりお得に入手可能となります。ウェアのデザインがベーシックなものが多いため、旧モデルであることを意識せずに着られることもメリットです。
まとめ
日本が世界にほこるアシックスのテニスウェア。
- トッププロも愛用していて威張りが効く
- シンプルで飽きのこない優れたデザイン
- 快適なプレイのために考えられた機能
- 時折お手頃に入手が可能
- すでにブランド力は十分なのに意外と人と被らない
こんなところが魅力です。皆さんにもおすすめ出来る素晴らしいウェアです。