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【テニスシューズ】モニター当選した『ウィルソンテニスシューズ』のインプレッション・レビュー|WILSON KAOS 3.0 SFT(ウィルソン ケイオス 3.0 SFT)

#初速が変わるシューズ #PR #ウィルソンシューズは楽じゃない

ウィルソンのモニターシューズが当選しました。なんと1か月間の期間限定レンタルモニターです(ウィルソンとウィンザーラケットショップとのコラボ企画です)。

これまでウィルソンはあまりシューズの印象はなく、履きたいシューズ候補にも入ってなかったのですが、せっかくこのような機会をもらいましたので客観的に評価してみようと思います。

Contents

KAOS 3.0 SFTの特徴

以下はメーカーサイトで紹介されている仕様です。

発売日2020年2月
対象MEN
カラーブラックxホワイトxファイアリーコーラル
サーフェイスオールコート
サイズ25.0-29.0cm(0.5cm刻み)
E
ヒールドロップ9mm
重さ(ウエイト)平均315g/27.0cm
アッパーシンセティックレザー+エンジニアードメッシュ / Sensifeel / Skinguard / Sensifit / Symbofit
ミッドソールDYNAMIC FIT 2 & R-DST+ / PRO TORQUE CHASIS LIGHT
アウトソールDURALAST
ソックライナーMOLDED EVA SOCKLINER
製造国ベトナム
引用元:WILSON 公式WEBサイト 製品紹介ページ

モニター条件としてのSNS発信時ハッシュタグのひとつが『#ウィルソンシューズは楽じゃない』とのことで、幅は狭めのEウィズ。つま先部分はタイトに感じるかも知れませんが、その”幅の狭さ”をウィルソンは良いことと捉えているそうです。

確かに緩くてフィットしないシューズは靴擦れを起こすだけでなく、最悪の場合足の変形にもつながるため、この考え方には賛同したいと思います。

インプレッション

KAOS 3.0 SFTは、スピード系軽量モデル・機動性重視のモデルであり、キャッチコピーとしてのハッシュタグは『#初速が変わるシューズ』というもの。

以下、シューズの特性で特筆すべき部分を紹介していきます。

軽い

重量はシューズサイズ26cmで308gと、カタログスペック以上に軽い。とにかく軽い!

私が持っているシューズの中でも最軽量で、ランニングシューズレベルです。軽さはフットワークにとって間違いなくプラス要素です。

フィット感に優れる

クォーターカットのモノソック構造(ベロと足首部分を一体化させたインナーブーツ構造)であり、足を包み込むフィット感は秀逸です。カカト浮きもありません。足首周りは伸縮性抜群の弾力ニット素材で、フィット感を重視しています。

幅広ではない私の足にとっては、このシューズに窮屈さは感じずに適度なタイトフィットと感じました。

全体的に柔らかな作りで”タイト目だがソフトなフィット感”と表現できます。

指摘したい部分として、アッパーが薄い樹脂(スキンガード)に覆われている影響で通気性がやや犠牲になっている印象です。

デザイン

各メーカーともシューズ・アパレルのデザインがシンプルになっている昨今ですので、メーカー名やロゴが全面に出ていない方が個人的にも好みです。同じウィルソンでも他モデルでは、ロゴの『W』が大きく入っているものもありますが、このモデルは非常に控えめ。カカトに小さくロゴが置かれていて、色使いもシンプルなデザインのため、大人プレイヤーにも受け入れられると思います。

メーカーロゴは控えめでデザイン良好

アッパーのデザインも非常にシンプルで、やや物足りなさを感じるほどですが、奇をてらわなかったことを評価したいです。このシンプルデザインであれば合わせるウェアも選びません

アウトソール

ソール自体の柔らかさによる屈曲性の高さだけでなく、屈曲性を高める目的の溝が縦にも横にも設けられているために、ソールの反りが良く、ダッシュ力向上につながっていることが実感されます。

屈曲性を高めるための溝が設置されているソール

また、つま先とカカト部が通常より反り上がっているため、蹴り出しがしやすいと感じられました。この辺りはアシックスのコートFFなどと同じ考え方です。これは”トゥ・リフト&ヒール・リフト”という機能性デザインだそうです。

つま先とカカトが通常のモデルよりも反り返っているのが特徴

その他、ヒールドロップ(前足部とかかと部の高低差)を9mmと大きくしており、前方への俊敏性を高めているとのこと。ちなみに安定性追求モデルであるRUSH PROでは6mmに設定しているので、”KAOS 3.0 SFT”がいかに初動を追求しているかが分かります。

余談ですが、前足とカカトの高低差をつけたシューズは、ブリヂストンから”KICK FORCE”というモデル名で1990年代にすでに発売されていました。

尚、ソールについては以下2点ほど指摘したいポイントがあります。

△グリップが強すぎる

アウトソールが非常に柔らかいこととソールパターンの影響で、カーペットコートやハードコートでは危険を感じる場合もありそうです。私はカーペットで使いましたが、引っ掛かり過ぎて危なかったです。

オールコート用とのことですが、どちらかと言えばクレー・オムニコートに適するように感じました。『ふだんはオムニ中心でたまにハードコートでもプレイする』そんな方にはおススメできそうです。

△横ブレに強いとはいえない

前方への俊敏性は実感できる一方、アウトソールの柔らかさ、靴全体の柔らかさの影響で、横ブレに対しては強いとは言えません。横ブレによる危険性を感じるほどではありませんが、スタビリティ(安定性)モデルのシューズが好みの方には、少々物足りなさを感じるでしょう。

素材について

アッパーの軽やかなメッシュ素材、履き口の弾力性ニット素材などで軽量化を達成しながらもフィット感を高める工夫を感じます。

特筆すべきは、グループのSALOMON社の技術を用いたケブラー素材のシューレース技術です。

SALOMON社の特許テクノロジーであるQuicklace™ Systemを採用したKAOS SFT。アッパーに搭載されたSENSIFITと足首回りをサポートするSYMBOFITに加え、ケブラー素材のQuicklaceが中足部を包み込むようにホールドします。

出典:WILSON 公式WEBサイト 製品紹介ページ

このクイックレースシステムは、履く前は不安でしかなかったのですが、実際に履いてみて多くのメリットを感じました。

  • 締め付けがカンタン
  • 締め付け具合の調整もカンタン
  • 緩めるのもカンタン
  • 脱ぎ履きがカンタン
  • ストッパーがしっかりしていて緩む心配なし

尚、引っ張って余ったシューレースは、タンの部分がポケットになっていてそこに収納できます。

総合評価

さて、主観による評価です。

ブランド力
クッション性
安定性
軽量性
通気性
足馴染
総合点

尚、長時間使用していないため、耐久性は評価外にしました。

最後に

はじめて履いたウィルソンのシューズ。

ブランド力という部分では正直なところまだまだかも知れません。少し前のアシックスもそうだったと思うのですが、有名選手が使っていないこと、メーカーのイメージの問題、デザイン性の部分などで、まだ伸びシロはあると思います。好きな選手と同じシューズを履きたい!というのはユーザーの純粋なニーズでもあります。

しかしながら、今回のモニター経験でューズとしての完成度はかなり高いことが実感できました。最近、ウィルソンはSNSを利用したモニタープロモーションを特に頑張っているようで、多くの一般プレイヤーの生の声が聞けることは本当に素晴らしいです。

モニター経験をさせてくれたウィルソンシューズ、今後も注目していきたいと思います。しかし、できれば返却せずにもう少し履き続けてみたい!

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