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【テニスウェア】色あせてしまったお気に入りのRFウェアを諦めきれずに染め直してみた!!

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目次

2014年~2017年頃まで、ナイキ契約時代のフェデラーが着用していたテックジャージ ジャケット。

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市販品もフェデラーモデルを忠実に再現していて、素材感・着心地が素晴らしいジャケットで、私は3着所有しています。

ただ一点だけ難点があり、メイン素材がコットンであるがゆえに、特に濃色モデルは、着用回数と洗濯回数に比例して色あせ・色抜けが進み、かなりみすぼらしくなってしまいます…。所有する3着のうち、ダークグリーンの2016年全豪オープンモデルは、かなり色あせてしまい、最近はすっかり出番が少なくなってきました。

このままタンスの肥やしになるくらいなら、ダメで元々。染め直しにトライしてみました。

ナイキ RFテックジャージジャケット/2014-2017年着用モデル

RFテックジャージはN98ジャケットの系譜

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ナイキとの契約終了までの数年間、フェデラーはこのテックジャージジャケットを着用していました。

それより以前にフェデラーが愛用していたN98ジャージジャケット(1998年サッカーブラジル代表モデルとしてリリースされたナイキの由緒正しきジャージジャケット)のデザインを踏襲しつつ、RFテックジャージはフェデラー専用モデルとして素材感にもこだわって開発された一着です。

フェデラーモデルのRFシャツに合わせて、ジャケットも都度モデルチェンジを繰り返しているため、数十種類のカラーパターンが存在します。全色を揃えるのは困難を極めそうです。

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フワッとした柔らかな素材感で着心地は最高だが…

その素材は、綿66%/ポリエステル34%の混紡で、コットンニット素材によるフワッとした柔らかさと柔軟性がありつつ、ポリエステル素材による強靭さも兼ね備えていて、着心地は最高です。

しかしながら、コットン素材の宿命として、洗濯や日焼けによる色あせ、色抜けがどうしても発生してしまいます。

このダークグリーンのモデルは、襟や袖口、裾などの擦れる部分は特に色あせが、赤茶けた感じに色あせが進んでしまっています。さすがのフェデラーモデルも、この状態はみすぼらしくて残念な状態です。

染料と色止め剤を買ってみた

染料と色止め剤以外は家庭内で準備可能

すっかり色あせたフェデラージャージを染め直して復活させよう!

そう思い立ち、早速ネットで染料と色止め剤を入手しました。

今回染めようとしているRFジャケットは、ボディがダークグリーン、肩から袖にかけての切り替えしは鮮やかなグリーンです。2色に染め分けることはできないため、今回は普通のグリーンの染料を選び、色あせた部分の補色と、全体的に緑の深みが少しでも復活してくれることを狙いました。

準備する道具は次の通りです。

  • 染料:コールダイホット グリーン
  • 色止め剤:ミカノール
  • ビニール手袋
  • 割りばし(長目のさいばしが理想)
  • 洗面器やボールなど(染料を溶かすための容器)
  • バケツ(染色用の容器)
  • 塩(染色補助剤として)
  • キッチン秤
  • 食器用中性洗剤

早速染めてみた!染め作業は合計1時間半程度

作業中に手を染めてしまわないよう、ビニール手袋かゴム手袋を準備します。塩は、染色の補助剤としての役割があり、染め液1Lに対して約8g使用します。

まず熱湯500mlで染料20gを溶かします。ポリエステル混紡品は、溶かした染料500mlを熱湯9.5Lに加えて10Lの染め液を作るのが通常だそうですが、今回は少し濃い目にするつもりで、6L程の染め液にしました。加えた塩は約50g。

前もって軽く洗い、濡れた状態のウェアを、染め液に浸します。染めムラができないよう、箸を使って上下左右に動かしてしばらく浸す、動かしては浸すを1時間近く続けました。

しっかり染めたい場合は、鍋などで加熱すると良いようですが、私は今回は初回のトライアルですので、そこまではしませんでした。1時間程度の染め作業が終わったら、ぬるま湯に食器用中性洗剤を溶かし、泡が消えるまですすぎを繰り返します。

続いては色止め作業。色止め剤ミカノールを、水2Lにつきキャップ1杯分入れます。私の場合は4Lの水にキャップ2杯分投入しました。この色止め液にジャケットを入れ、たまにかき混ぜながら20分程度浸し、最後に軽くすすぎます。

ここまでくると、すすぎの水にはほとんど色が出なくなり、しっかり色止めされたことが実感できました。

続いては陰干しです。裏を返してみると、化繊の白タグもほんのり緑色になっていました。

さて乾きました。ダークグリーンの色はあまり濃くなっておらず、切り替えしのグリーンも色目は変化していません。

ただ、全体的に緑みが増して、赤茶けていた色あせ感がなくなっています。新品同様とはいきませんでしたが、最初のトライアルとしては、ほどほどに成功で、外に着ていける程度には色味が復活しました。

元々は白だったRFマークと、ナイキのスウッシュマークにも、ほんのり緑色が入りましたが、個人的にはまったく気になりません。

場所を変えて撮影したので、色目が変わって見えていますが、襟や袖などの、特に色あせが目立っていた部分も、かなり復活しています。少なくとも赤茶けたみすぼらしさが消えました!

まとめ

ダメ元でトライしたRFジャケットの染め直しは、思っていたよりも濃くは染まらなかったものの、色あせのみすぼらしさを解消することには成功し、個人的には満足いく結果です。かかった費用は合計で1500円程度と、かなりお得でした。

上述したやり方で、色ムラなく染められたため、今後また色あせが進んだ際には、もう少し濃い目のカラーの染料で染めてみようと考えています。

お気に入りのウェア(コットン素材に限る)が、もう着られないほどみすぼらしくなってしまったなら、捨ててしまう前に、染め直しにトライしてみるのも良いかもしれません!

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