SNSなどで話題になっているプリンスのNEWグリップ『ファントム(2023年4月発売予定)』のモニター製品を入手できましたので、プリンスの売れ筋グリップ『エクススピードⅡ』と比較しながら、インプレ・レビューしたいと思います。
最初に結論ですが、
ドライユーザーにも使える、快適高性能なセミウェットグリップでした!
『ファントム/PHANTOM』・『エクススピードⅡ/EXSPEEDⅡ』プロフィール
製品プロフィールです。
製品名 | ファントム(PHANTOM) | エクススピードⅡ(EXSPEEDⅡ) |
---|---|---|
サイズ | 厚さ0.6mm、幅26mm、長さ114cm | 厚さ0.6mm、幅27mm、長さ120cm |
カラー | ブラック、ホワイト | ピンク、ツアーレッド、オレンジ、イエロー プリンスグリーン、ライトパープル、ホワイト、ブラック |
素材 | ポリウレタン | ポリウレタン |
製造国 | MADE IN JAPAN | MADE IN JAPAN |
定価 | ※4月発売予定 定価 1本入:440円 (税込) 3本入:1,210円(税込) | 定価 1本入:374円 (税込) 3本入:1,023円(税込) |
メーカー説明 | プロが認めた勝つ為のこだわり”しっとり”フィーリング 汗をかいても滑らないセミウェットタイプ | ウェット感長持ち!!! すべりにくい!!ハイクオリティグリップ。 |
4月発売予定のグリップを先にテストさせてもらいました!プロが選ぶ(プレーヤー仕様)の『PHANTOMグリップ』
タック性(ペタペタ感)を少しおさえながらも、ピタっと吸い付く感じが病みつきになる感じです。4月になったら試してみてください。#prince pic.twitter.com/GOFPzvoDJ6— 御徒町太郎/関口陽一郎 (@okachimachitaro) February 3, 2023
『ファントム/PHANTOM』・『エクススピードⅡ/EXSPEEDⅡ』の比較
見た目
見た目では、ファントムが光沢が抑えめのややマットの雰囲気、エクススピードⅡは光沢感がありますが、ややゴツゴツとした表面です。
私はグリップバンドを巻いてしまっていますが、ファントムはエンドテープがグリーンカラーなのがちょっと魅力的です。
インプレ・レビュー
スクールの練習で、交互に使い比べてみました。
ファントム | エクススピードⅡ | |
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ウェット度 | 吸い付くウェット感 | ベタっとしたウェット感 |
握り心地 | 上品な柔らかさ ややフカフカとした厚みを感じる | やや硬めの触感 ファントムと同じ厚さだがやや薄く感じる |
耐汗性 | 濡れてからもグリップ力維持が優れる | 濡れるとややヌメリ感あり |
耐久性 | 良好 | かなり良好 |
その他 | 伸縮性が高く巻きやすい 強気な価格設定 | 伸縮性が高く巻きやすい カラーラインアップが豊富 低価格 |
それぞれ良さはありますが、普段ドライユーザーの私は『ファントム』の方が明らかに好み。
柔らかでキメ細かい上品な触感で、とても心地よい握り心地です。
手汗をかきにくい冬のため、あえて水で濡らして握ってみましたが、ファントムは濡れてからのグリップ力維持も良く、キュッとした引っ掛かりがあります。エクススピードⅡは濡らすとウェットグリップ特有のちょっとしたヌメリ感が出て、やや滑る感覚でした。
エクススピードⅡは特に伸縮性が高く、伸ばしながら巻ける分、巻き上がりが薄めになる可能性があります。
耐久性は今後変化する可能性がありますが、どちらも短時間使用ではびくともしていません。エクススピードⅡの方が硬めで、頑丈な雰囲気です。
まとめ
プリンスの新グリップ『ファントム』と、売れ筋グリップ『エクススピードⅡ』を試してみました。
ウェットユーザーには、ウェット王道のエクススピードⅡはマッチするでしょうし、ドライユーザーや汗かきにはファントムが最適だと思います。
プリンス契約プロも使用する、プロ仕様のファントムグリップは、他製品とは差別化できる素晴らしい仕上がりでした。