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【テニスラケット】プロスタッフ97 V13.0のFAIRWAYレザー化/ラケット重量に影響を与える要素を確認

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目次

一般的に、ラケット購入の際にチェックするのは、フレームの裸重量とバランス、スイングウェイトですが、それ以外にも何気なくつけているラケットアクセサリー類、レザーグリップへの巻き替えは、それなりの重量が追加され、少なからず影響を与えます。

購入した「プロスタッフ97 V13.0」の2本のレザー化を通して、ラケットの重量、バランスに影響を与えている付属物の重量を確認をしてみましたので、紹介したいと思います。

プロスタッフ97 V13.0の購入時スペック

ビニールがついた状態の重量

グリップビニールがついている状態。これを剥がしたものが、本当のフレーム裸重量となります。ビニール自体の重さは約2gでした。

マイプロスタッフのスペック

ビニールを剥がして測定です。

カタログ値PRO STAFF①PRO STAFF②
ウェイト315g314g315g
バランス310mm310mm311mm
プロスタッフ①のフレームの裸重量

両方とも、ほぼカタログスペックに近い個体です。今回は①のレザーグリップ化から、プレーできる状態までの重量変化を測定し、改めてアクセサリー類の重さを確認していきました。

シンセティックグリップを剥がす ▲14g

ウイルソン純正「Pro Perfoamance」シンセティックグリップは、重量約14gでした。これを剥がした状態のフレームは、300gジャスト

フェアウェイレザーを巻く +24g

フェアウェイレザーの裸重量は32gですが、当然これをフルに使うワケではありません。

巻き始めを薄く削いだり、フェアウェイの場合は両面テープがついていないので、市販の紙両面テープを張りながら巻き上げます。

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プロスタッフはあまりグリップも長くないため、レザーは30cmほど余ります。結局必要な分を巻き終わって24g分が追加、レザー化後の重量は324gとなりました。

今回、シンセティックとレザーの重量差は約10gでした。

以前、プリンスツアー100PをFAIRWAYレザー化した時は+5gでした。元シンセの重さと、レザーの個体差によって、この差はまちまちであることが理解できました。

オーバーグリップを巻く+7g/部分的にガードテープを張る+1g

GUIDEのオーバーグリップを巻いてみました。意外と重く、7gが追加されます。他のグリップも図ってみましたが、当然厚さによって変わり、4~7gの範囲でした。

  • GUIDEセミウェット:約7g
  • PRO’S PRO AquaZorb55白:約6g

また、10時2時の位置に8cm長のガードテープを張り、1gが追加。ここまでで合計332gとなりました。

ストリングを張る +16g

今回、奮発してナチュラルガット(バボラタッチトニック<1.35mm ※旧トニック+)で張り上げました。

最終の仕上がりは、ストリング分として+16g、348gとなりました。

ナチュラルは割と比重が大きいのですが、天然素材がゆえ個体差が大きいのも特徴です。一般的にストリングの重さは、ナイロン<ポリエステル<ナチュラルの順で重くなります(太さや形状によっては変わることもあります)。

  • バボラタッチトニック<1.35mm(ナチュラル):約16g
  • テクニファイバーXR3(ナイロンマルチ):約14g
  • ダンロップ アイコニックオール(ナイロンマルチ):約15g

振動止め・グリップバンドを付けた場合 +2~7g

私は今は使っていませんが、もし振動止め、グリップバンドを使う場合、それぞれ2~7g程度が加重されます。

最終的な仕上がり重量・バランスは2本で差が…

目盛り入りのカッターマットとペン等があれば、バランス測定はカンタン

ストリングを張り上げ、プレーできる状態になった上でバランスを測定しました。

この2本は同じフェアウェイレザー、同じオーバーグリップですが、ストリングは違うもので張り上げています。結果的に、2gの重量差、3mmのバランス差が発生しました。

PRO STAFF①PRO STAFF②
ベースグリップFAIRWAYレザーFAIRWAYレザー
オーバーグリップGUIDEGUIDE
ガードテープ10時2時の位置に各8cm貼付10時2時の位置に各8cm貼付
ストリングバボラタッチトニック<1.35mmテクニファイバーXR3 1.25mm
最終ウェイト348g346g
最終バランス308mm305mm

まとめ

加 重備 考
元グリップのレザー化+5〜15gシンセティックとレザーの重量差
オーバーグリップ+4~7g厚さによって変化
ガードテープ+1g~貼る長さによって変化
ストリング+12~20gストリング素材・太さ、ストリング本数によってかなり変化。今後検証予定
振動止め+2~7g種類、大きさでまちまち
グリップバンド+2g

普段はその重さを全く意識していないオーバーグリップ振動止めも、種類によって数グラムの差があります。

レザーグリップは種類、個体差、使用長によって差が出ます。

ストリングは、素材、太さ、それぞれのラケットのストリング本数によってかなりの重量差とバランス差、当然スイングウェイトにも影響を与えることになります。

ラケットセッティングは、上記の要素を十分考慮して行う必要がありそうですね。

ラケットセッティングについて留意したいこと

●ストリング種類・ゲージ変更の際は、重量・バランスをチェックする

●ラケット複数本所有の場合は、極力アクセサリー類を統一する

●仕上がり重量に対して、アクセサリー類・バランサーを上手く活用することも肝要

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