エドバーグに憧れたあの90年代、何足かアディダスのシューズを履きましたが、
サンプラス時代以降はナイキ党となり、アディダスシューズを履くことがありませんでした。ウェアもナイキが多いため、アディダスのシューズが自分の中で禁断となっていましたが、試着してみてあまりに履き心地が良かったため、久しぶりに手を出しました。
『アディゼロ ウーバーソニック 4 M MC』を今回レビューします。
アディゼロ ウーバーソニック 4 M MCとは
アディダス 軽量スピードモデルが、この「ウーバーソニック」です。
今回私が購入したウーバーソニック4はシリーズ4代目に当たりますが、すでに安売り対象となっているため、間もなく5代目にモデルチェンジすることは間違いなさそうです。
製品名 | アディゼロ ウーバーソニック 4 M MC /ADIZERO UBERSONIC 4 M MC |
サイズ | 24.5~31㎝(0.5cm刻み) |
カラー | チョークホワイト/シルバーメタリック/プリラブドブルー |
素材 | アッパー:合成繊維 /合成皮革 アウトソール:ゴム底 |
生産 | MADE IN VIETNAM |
価格情報 | 通常価格 ¥16,500(税込) |
メーカー説明 | リサイクル素材を使用した、敏捷性を支えるシューズ。 テニスコートで誰にも追いつけないスピードを見せつける。この軽量設計のアディゼロ ウーバーソニック 4に足を入れれば、コートでのあらゆるプレーで敏捷性を発揮できる。スピードを重視して設計された足をぴったりと包むウーブンメッシュアッパーは、内側から補強を施し、プレー中のスライディングやサイドステップなどの機敏な動きで安定性を発揮。耐久性に優れたアウトソールにはLightstrikeミッドソールを合わせているから、地面の感触が足裏に伝わりやすく、クイックな反応が可能になる。 |
搭載機能 | ・レギュラーフィット ・シューレースクロージャー ・ウーブンメッシュアッパー ・ソックス構造 ・Lightstrikeクッショニング ・アディタフトゥ ・アディウェア アウトソール ・アッパーには、リサイクル素材を50%以上使用 |
アディゼロ ウーバーソニック 4 M MCのディテール/ミニマムなシンプルデザイン
画像から解説していきます。
サイズ感は!?
実際に履いてみました。
ちなみに、私の所有シューズと着用サイズは次の通りで、こちらを基準に紹介します。
モデル | 着用サイズ | フィット感 |
---|---|---|
アシックス GEL-Resolution6/8 | 26cm | ジャストフィット |
アシックス Court FF1 | 25.5cm | 縦ジャスト、前足部が幅広に感じる |
アシックス Speed FF1 | 26cm | ジャストフィット |
ナイキ Zoom Vapor 9.5 | 26cm | ジャストフィット |
ナイキ Zoom Vapor RF×AJ3 | 25.5㎝ | ジャストフィット |
ナイキ Zoom Vapor Ⅹ | 26cm | ジャストフィット |
ナイキ Zoom Vapor Pro | 26cm | やや縦に大きめ。厚手のソックスで締め上げてジャスト |
On THE ROGER Pro | 26cm | 前足部はややゆったり感はあるがジャストに近い |
ミズノ Wave Exceed Tour5 | 26cm | 超ジャストフィット |
今回、ウーバーソニック4は26cmを入手しました。
一般的に「アディダステニスシューズは細身」のイメージですが、実際このモデルも1E~2E程度で狭めの足型です。26cmで、前足部はタイトにジャストフィットで良い感じです。爪先は詰まっていないため、ダメージは起こりにくそうなところも好印象でした。
シューレースを通すハトメがストラップ形状であり、締めやすく緩めやすい点も素晴らしいです。純正シューレースは平紐であり、緩みにくいのでプレー中も安心です。
実際にプレーをしてみて、サイズ感は問題ありませんでした。
アディゼロ ウーバーソニック 4 M MCのインプレ/レビュー
軽量スピードモデルにも関わらずブレは少ない/踏まず部分の樹脂パーツはないデメリットはない!履き心地◎
ウーバーソニック4は、両足平均308g(26cm、インソール抜いた状態の場合)で、ミズノウェーブエクシードツアー5ほどではないものの、かなり軽い部類です。
通常、テニスシューズの踏まず部分には、捻じれ剛性を高めるための樹脂パーツが配置されますが、ウーバーソニック4ではそれがありません。にもかかわらず、特に剛性の低さを感じることはなく、これだけの軽量ミニマムデザインでありながら、激しいプレーや急な切り返しにも対応してくれます。
モノソック構造のフィット感は最高!しかもオムニで砂が入りにくい
足を包み込むモノソック一体構造で、非常にフィット感に優れます。そのフィット感は、足先まで続く印象でした。
足首を覆ってくれるため、砂がシューズ内に入りにくい点もメリットです。プレー中にシューズ内に砂がたまる不快感から解放してくれます。
アキレス腱に優しい履き口
ミズノウェーブエクシードツアー5と同様に、履き口が外側へ張り出した仕様となっているため、アキレス腱との当たりがソフトで心地よい履き心地です。
カカト内側のクッション性とホールド感が良いため、脱げやすいということもありません。
オムニでも十分対応できるグリップ力の高いクレー専用ソール
クレー用の代表的なソールパターン”ヘリンボーンソール”ですが、他メーカーの平均的なヘリンボーンソールよりも溝が深く、ソールのゴム素材の粘り感が強いため、オムニコートでも十分にサーフェスを噛んでくれる印象です。
また、クレーコートでもプレーをしましたが、止まりすぎず滑らずで、快適にプレーすることができました。
少なくとも、ナイキ ズームヴェイパー9.5ツアーのクレー用ソールよりは、ウーバーソニック4の方がグリップが強いです。
一方で、オムニ用のスタッドソールよりは引っ掛かりが少なくスライドしやすいため、スタッドソールが苦手な方にはこちらのソールがおススメできます。
オムニ用ソールでは止まりすぎて嫌!オールコート用では滑ってしまうので困る!という方には最適なソールだと思います。
デメリットは屈曲性が良すぎる点!?
全体がメッシュ生地で、非常に軽量に作られたシューズであり、前足部の屈曲性に優れています。
通常プレーでは不快感はなかったのですが、コート外で片膝をつき、前足部を大きく屈曲をさせた際に、屈曲部位が足にめり込んで痛くなってしまいました。
プレー中にそこまでの姿勢になることはないので、あまり心配はいりませんが、シューズに負担もかかりますので前足部を曲げすぎないようにした方が良さそうです。
まとめ
久しぶりに購入したアディダスのテニスシューズ『アディゼロ ウーバーソニック4』はかなりフォット感に優れたクレー&オムニ用のシューズでした。
細身の足
フィット感を重視する
オムニで止まりすぎるソールが嫌い(程よいスライドを求める)
軽量シューズが好きだが、剛性が低いのが不安
アキレス腱への当たりを気にする
シューズ内への砂の侵入が許せない
アディダスブランドが好き
このような方々におススメできるシューズです。
なお、このウーバーソニック4にはオールコート用のモデルもラインアップされています。