WEB site for tennis lovers

【テニスソックス】伝説のテニスソックス ソロパッズの危機!?|THORLO®PADS Tennis Crew

当記事はPR・広告を含みます。

目次

photo by Thorlo社website

テニス界で一番有名なソックスと言っても過言ではない『ソロパッズ』のテニスソックス。

一度履くと病みつきになる、唯一無二の履き心地『ソロパッズ』。

そのソロパッズを最近テニスショップなどでとんと目にすることがなくなってしまいました。

ですので今回は、そんなソロパッズが再び流通展開されることに願いを込めて、その魅力をご紹介していきたいと思います。

かつてのトップ選手たちが愛用したソロパッズ

私が初めてその存在を知ったのは、憧れのステファン・エドバーグが着用していたことからでした。

エドバーグに憧れて高1でテニスを本格的に始めた私が、初めて買ったテニスソックスはアディダスのエドバーグマークの入ったもの。

Embed from Getty Images

しかし当時読み漁っていたテニス雑誌をみると、エドバーグはそんなソックスは履いていないじゃないか!

よくよく見ると履き口の処理が異なる、妙に厚手、そこら辺りで売っている普通のテニス用リブソックスとは違って、リブがないように見え、まるでウールの厚手ソックスのような、むしろスキー用ソックスにも見えるような、とにかく全然違う質感。

そして当時エドバーグの最大のライバルだったボリス・ベッカーも、FILAのブランドロゴは入っていましたが、エドバーグと全く同じ質感のソックスを履いていることにも気づきました。そして当時のトッププロのイワン・レンドルもまた同様にソロを履いていました。

Embed from Getty Images

その他にも、第一次現役時代の伊達公子、松岡修造、杉山愛なども愛用していたようです。伊達さんは折り返しタイプのソックスを履いていましたね。

そしてソロパッズの最大の伝説は、特にプロ選手と契約していた訳ではないということ。にも関わらず多くのトッププロから愛用されていたことが、ソロパッズがいかに優れたソックスかを裏付ることになっています。

ちなみに当時の各選手とも、一流メーカーとウェア契約を結んでいたようですが、例えばエドバーグ、ベッカー、伊達などはソロのソックスに契約ブランドのマークを刺しゅうしていました。すごい話です。

ソロパッズの特徴

ソロパッズテニス用ソックスの素材情報です。

素材:アクリル88%、ナイロン10%、ポリウレタン2%

  1. 大きなパッドで衝撃を吸収して、痛みや マメ、ストレスから保護します。
  2. 甲のフラット編みとアーチのクッションは靴にフィットさせ疲れにくい設計
  3. つま先部分は縫合部を小さく、すれや摩擦が感じさせません。テニスの激しい動きにつま先を保護するパッドを入れています。
  4. アクリルTHOR・LON®繊維で湿気を放湿しドライで耐久性のあるソックスです。復元性が良く速乾性に優れた快適な靴下です。

上記の通り、とにかく厚手でクッション性が良い、素材感が独特であるということに集約されます。この感触は本当に唯一無二です。

実感できるソロパッズの機能

ソロパッズを一度履いた人なら理解できると思いますが、私が履いた上で感じているメリットは次の通りです。

  • 前足部とカカト部にはフカフカ極厚のパイル地が用いられており、抜群のクッション性疲れにくい
  • 極厚パイルによって靴擦れがしにくく皮膚が守られる(ソックス2枚履きの必要はなくなる)
  • 厚手が故にシューズを履くと柔らかなフィット感が得られる
  • パイルの耐久性がありへたりが少ない
  • 汗をかいてもサラッとした感触を保ってくれる(コットンが入るとここまでのサラサラ感は得られない)

補足ですが、ソロパッズに用いられている素材のアクリル、ナイロンといった化学繊維は、そのものに吸湿性はありませんが、その編み方や極厚のパイルによって汗を溜めずに発散させることにつながっているようです。

一般的なコットン混紡素材の場合、コットンに吸湿性はあるものの、大汗をかいた場合にコットンが吸湿できる飽和量を超え、結果的にベチャベチャになってしまいます。そうなると不愉快なだけでなく、靴擦れ、マメの原因にもなってしまいます。

一方でソロパッズにもデメリットがない訳ではありません。強いてあげると、

  • 高価格
  • 流通してないためいつでも購入できるわけではない
  • アクリル素材のため非常に毛玉ができやすい
  • 厚手が故に夏には多少暑い
  • 普通のソックスでフィットしているシューズの場合、厚手のソロパッズに変更するとフィットがきつくなる。

あとは非常に細かい部分なのですが、履き口部分の仕様が昔と変わってしまった点も少々残念です。ここまで気にされる方は少ないと思いますが、エドバーグ/ベッカー時代とは違う仕様なのが個人的には今一つなのです。

※この点は私の勝手なこだわりで、ソックスの機能にはほぼ関係ありませんので無視していただいて構いません。

左が旧来の履き口の仕様/右が最近の折り返し縫いの仕様

ソロパッズを推奨したいプレイヤー

全てのテニスプレイヤーに推奨したいところですが、もちろんそれぞれの好みもあろうかと思います。実際私も薄手のソックスを追求していた時期もありますので、特に次のようなプレーヤーにはソロパッズを推奨いたします。

現在のソックスでシューズにフィット感が得られない・シューズサイズが大きい

フィットの甘い大きいシューズや部分的にフィットしないシューズで悩んでいる場合、厚手のソロパッズを履くことでフィット感が向上します。

靴擦れや水膨れ、豆ができやすい

厚手のパイルは皮膚保護効果は抜群です。ソックスを2枚履いて対策している人はソロパッズであれば1枚で十分です。

足に故障を抱えている・疲れやすい

ソロパッズの衝撃吸収性はテニスソックスの中では最高峰です。

冷え性・寒がり

ソロパッズは暖かいです。特に寒い時期にオススメです。

このような方々はぜひソロパッズをお試しください!

あわせて読みたい
【テニスソックス】”X-SOCKS”は高級だが履いてみる価値がある!|薄いソックスにはこんなメリットが 消耗品のテニスソックスではありますが、それでもより良いソックスがないか日夜探索しています。 以前にテニス界で最も有名と言っても過言ではない”ソロパッズ”をご紹介...

最後に

この記事を書いていて気づきましたが、最近のテニスシューズはクッション性に優れ、またフィット感が素晴らしいものが多いため、ソックスにプラスアルファの機能(衝撃吸収性や過度なフィット感など)を求める必要はなくなってきたのでしょうか。

そのため、ソロパッズのような高級テニスソックスがあまり売れなくなってしまい、結果的に流通しなくなってしまったという可能性も考えてしまいます。

ネットが浸透し個人輸入も簡単にできる時代ですので、入手方法は今でもたくさんあるのでしょうが、身近なテニスソックスくらいは欲しい時にいつでも買えるということも重要です。

特にオールドテニスプレイヤーには一定のニーズはありますし、上記で述べたような推奨プレーヤーにはぜひ試していただきたいソロパッズ。国内での正規流通の再開を強く望みます!!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

スポンサーリンク

Contents