テニス好きな皆さんの中にはテニススクールに通われている方も少なくないと思います。
特に仕事と家庭のある社会人であれば、天候に左右されずに決まった曜日と時間にテニスができるインドアテニススクールは大いに活用したいところ。
そのインドアテニススクールのサーフェスのほとんどは、カーペットコートか人工芝コートです。これらのサーフェスは摩擦が大きく、オールコート用シューズでも引っ掛かりが強くて止まりすぎることがあり、最悪ケガにつながってしまう可能性もゼロではありません。
私はインドアスクールでは比較的凹凸が少ないソールのシューズを履くようにはしてきましたが、いつかはインドア用を履きたいと思い続けてきました。
最近は定価が高く値下がりしにくいASICSシューズですが、先日のAmazonのセールを利用して運よく『Solution Speed FF Indoor』を格安で購入できました。早速履いてプレーしてきましたので以下レビューしたいと思います。
Solution Speed FF Indoorのインプレ・レビュー
軽い!
とにかく軽い。重量は325g(先日記事にしたナイキエアテックチャレンジは444g!)、この程度の重量のランニングシューズもありますのでテニスシューズとしては極めて軽いと言えます。当然フットワークにとっては軽さはプラス要素です。
包み込む柔らかなフィット感!
前モデルのSolution Speedも試着した経験があり軽さは良かったのですが、自分にはフィット感が甘く、かかとが浮くため履くことができませんでした。現行のSolution Speed FFは包み込む柔らかなフィット感があり、かかとの浮きも感じません。
安定性がある!
さすがにGELレゾルーションまでのレベルではありませんが、前モデル比で横ブレが少ないと感じました。おそらくメーカー説明にもあるアッパー構造によって柔軟性と強度が両立できたのだと思います。ASICSに限らず、軽量モデルは時に頼りなさを感じるのですが、このシューズは比較的しっかりしてくれています。
シンプルで素敵
随分以前ですが、ASICSのシューズのデザインはゴチャゴチャしていていただけないなぁ、と感じていた時期がありました。その頃から比べて最近は全般的にデザインがシンプルで素晴らしいです。特にこのモデルのカラーリングは白と黒で、ソールパーツの一部だけがオレンジという極シンプルデザイン!合わせるウェアも選びません。テニスシューズの原点のような色味のシューズです。
インドア専用ソールはカーペットコートに最適
当然ですが、インドア専用ソールはそれ用に作られているだけあって、カーペットコートには最高の相性です。
さすがにスライドこそしないですが、引っ掛かりを適度に逃がしてくれる=引っ掛かりすぎないという点は、脚への負担・ケガ予防の観点からとても重要です。カーペット以上に摩擦が大きい人工芝でも試してみたいです。
素材について
ソールに使われている素材FlyteFoam®がこのシューズの軽さを実現しているようです。この素材は軽いだけでなく、耐久性とクッション性も追求しているそうで、確かに履いた感触でもそれを感じます。
ちなみにモデル名の中にある『FF』とはこのFlyteFoam®のことで、ASICSはシューズの名前に入れるくらいこの素材を押しているのでしょうね。
現行のASICSテニスシューズでは、主にハイエンドモデル(Solution Speed FF、Court FF、GEL-RESOLUTION7L.E.)にFlyteFoam®が使われているようです。やはりハイエンドモデルは素材にもこだわっていますね。
総合評価
主観によるレーダーチャートです。
最後に
さて、以前に聞いた噂(都市伝説?)なのですが、ASICSシューズは海外選手からとても評価が高く、ひと昔前はスポンサー料なしに自前で履いている選手も多数いたとか。そんな噂になるほど、ASICSは良いシューズを作ってきたということですね。
最近はジョコビッチ、モンフィス、ゴファンなど有名選手と契約し、シューズ、ウェアも洗練されてきて、プロモーションもものすごく頑張っています。個人的に現在のASICS製品はデザイン、性能ともに気に入っており、これからも愛用していくと思います。また新製品を試す機会があればレビューしていきたいと考えています。