レザーグリップの最高峰はフェアウェイで間違いないと思いますが、さすがに高級で、なかなか手を出しにくいというのも事実。
もう少しコスパの良いレザーグリップを探すのであれば、トーナブランドのレザーグリップを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
トーナはドライグリップだけでなく、レザーグリップもかなり秀逸!今回は、そんな「トーナレザー」について紹介します。
グリップレザー化の意義
以前の記事でも紹介しましたが、元グリップをレザー化することの意義、変化は次のようなものがあります。
レザー化が絶対に正解なわけではなく、あくまでも個人の好みで選ぶべきです。
レザーグリップは、ダイレクトな打感を好むプロや、上級者に使用者が多い傾向があります。
- 角が出やすく握り間違えが起こりにくい
- 打球情報が手に伝わりやすい
- 重量が5-10g程度増加
- バランスがややトップライトになる
- シンセティックよりも劣化が少ない
- プロ・上級者仕様の満足感
トーナレザーのプロファイル
以下製品情報です。
メーカー | ユニークスポーツ(UNIQUE SPORTS) |
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ブランド | トーナ(TOURNA) |
製品名 | ジェヌインレザーグリップ(Genuine Leather Grip) |
サイズ | 幅2.5cm、長さ116.5cm、厚さ1.6mm |
カラー | ナチュラル(タン) |
生産国 | MADE IN TAIWAN |
価格 | 定価¥3,080、実勢価格¥2,600~(2021.2楽天調べ) |
トーナレザーへの巻き替え
プリンス ツアー100Pのシンセティックから巻き替えます。
トーナレザーは非常に柔軟性があって、引っ張りながらフィットさせるとシワが寄りにくい点が素晴らしい。とても巻きやすいレザーです。
グリップ裏の両面テープの粘着力も高く、釘打ちをしなくてもしっかり巻き上げられることもメリットでした。
ちなみに、レザー化による重量変化は+10gでした。重量はほぼフェアウェイと同程度です。
トーナレザーの特徴
フェアウェイとも比較しつつ、特徴をまとめます。
- しっとりグリップ力は高く、フェアウェイに準ずる握り心地
- フェアウェイよりやや硬めで角が出やすい
- キメが細かく上質感がある
- 幅は一般的な25mm幅
- 厚みは普通~やや厚めの感触
あくまでもグリップ幅の問題ですが、トーナレザーはフェアウェイよりもう少しのっぺりとした握り心地になります。
大きなデメリットはありませんが、フェアウェイより安価ながら、それでも他社品比ではやや価格高めの高級グリップに位置付けられます。
2年間使用すると
このトーナレザーは、私はかなり以前から愛用しています。
2年間使用したトーナレザーを確認してみると、かなり色褪せと乾燥が進んでいました。
新品と比較すると、レザーの毛穴も潰れ、握り心地がやや細く感じます。
まだ使えると言えば使えるのですが、「握り心地が変わった」時点が、レザーグリップの寿命かもしれません。
まとめ
元グリップのレザー化は、機能的な面だけでなく、ラケット自体の見た目の良さにもつながります。
また、ワウリンカやガスケのように、シングルバックハンドの選手が、あえてオーバーグリップを上まで巻かずにレザーを見せているのは、単純に格好良いと思ってしまいます。
そして、レザー化を検討するときに、どんなレザーを選択すべきでしょうか?
自分で巻く人なら、巻きやすさも重要です。上手に巻けないと握り心地が悪くなってしまいますから。
レザーの種類によってクッション性も異なります。レザーのグリップ力が高ければ、上に巻くオーバーグリップもずれにくくなります。
上記判断基準からすると、トーナレザーはかなり点数が高い、おススメのレザーグリップです!