まだまだ暑い8月です。
手汗をかきやすい方は、滑りにくいオーバーグリップで対策していると思いますが、びしょ濡れになってしまえば太刀打ちできないのも事実。
そんな時の対策として、以前にマクダビッド”ストロンググリップ”という滑り止めローションを紹介しました。
相当効果はあるのですが、よりよい商品を求めて、今回新たに
『PD9 GRIP専用滑り止め』
という滑り止めローションを試してきましたので、紹介いたします!
PD9とはどんな商品!?
PD9は、グリップ力を必要とするスポーツをターゲットにした液体チョークです。
液体チョーク!?テニスプレーヤーには聞きなれない単語ですが、調べてみると、チョークとは単なる滑り止めではなく、汗を吸着し汗によって滑ることを防ぐ代物だそうです。この単語自体が、元々クライミングで使われるもののようで、PD9はクライミングをメイン市場としている商品であることが推察されます。
ちなみに、シリカゲルを主成分として、汗の吸着+グリップ力アップの効果がある、マクダビッド ストリンググリップも、液体チョークのひとつですね。
PD9製品プロフィール
さてPD9の製品プロフィールです。
製品名 | PD9 GRIP専用滑り止め(60ml) |
主成分 | アルミナ、エタノール、クエン酸、乳液(松ヤニ成分不使用) |
特徴 | クライミング×テニス×ウエイトリフティング×ゴルフ×体操×卓球×ポールダンス×バスケットボールのプロも愛用するPD9は、これまでの液体チョークとは違います。 手が真っ白になったりイヤなベタつきが残ることはありません。チョークダストも極限まで軽減。 使用時に粉末が舞うことも無く、施設をクリーンにご使用いただけける快適な滑り止めです。 PD9公式サイトより |
生産国 | 日本製 |
価格 | 980円(税込)/ボトル ※1本より送料無料 |
PD9には4種類のラインアップがある
今回私が入手したのは、『PD9 GRIP専用滑り止め』という商品ですが、PD9には4つの商品がラインアップされています。
使い分けはしていませんが、含有成分は同様ですので、滑り止め効果のあるアルミナの配合量などを調整しているものと想像されます。最も強力なグリップ力があるのはポールダンス用製品で、手汗が多い人にはこちらの方が向いている可能性があります。
製品名 | PD9 GRIP専用 滑り止め | PD9クライミング 液体チョーク | PD9ポールダンス用 滑り止め | PD9バスケットボール用 滑り止め |
メーカー説明 | ウエイトリフティング、テニス、ゴルフ、野球 卓球、体操と幅広い競技種目に使えるように開発されました。 手汗を抑えグリップの効いた状態を約束致します | クライミング専用に開発された滑り止めです。 手汗を抑え強力なグリップ力を約束します。 あらゆるシチュエーションのパートナーになります。 | ポールダンス専用に開発された滑り止めです。 滑り止め効果は旧PD9レギュラーよりも強力です。 手汗が多めの方にお薦めします。 | バスケットボール専用に開発された滑り止めです。 手汗を止め、手滑りを抑えることで より的確なボールコントロールを行うことを目的とした商品です。 |
価格 | 980円 | 980円 | 1,295円 | 980円 |
PD9の使い方
ボトルの裏面に使用方法が掛かれていますが、
まずはボトルをよく振ってから、手のひらに2~3滴垂らします。ただ、実際は2~3滴では少し物足りなく、もう少したっぷり塗っても良いと感じました。
エタノール配合で速乾性がありますので、手に刷り込んでいるうちにすぐに乾きます。
ニオイはほとんどありません。
塗り込んだ後は、少し手のひらが白くなりますが、ウェアや触ったものまでは汚染せず、非常に扱いやすいと感じました。
『PD9 GRIP専用滑り止め』の使用感・レビュー:自然なグリップ力
さて実際に、30度超え猛暑のアウトドアテニスで使ってきました。
グリップ力は良好
マクダビッドのストロンググリップの、強力で引っ掛かるようなグリップ感と比較すると、もう少しきめの細かい引っ掛かりで、自然なグリップ力です。
塗った直後は手のひらが乾燥した状態になりますので、本当に汗を吸着してくれていることが実感されます。
メリット
塗った直後は手が白くなるものの、周囲を汚染することがありません。シリカゲルを主成分とするストリンググリップは、ウェアなど触ったものを白くしてしまいますので(ただし通常の洗濯でおとすことが可能)、この点はメリットです。
決して推奨されている使い方ではないのですが、オーバーグリップ自体に塗り込んでおけば、手のひらだけで使うよりも強力なグリップ力が得られます。
ちなみに、使用後は石鹸で洗えば簡単に落とせますし、水だけで洗ってもある程度は落とすことが可能です。
デメリット
一方で、プレーを開始して手汗をかき始めると、グリップ力が落ちてきます。この製品もストロンググリップ同様に、こまめに塗りなおすことが必要です。
塗りなおす場合、汗で濡れた状態では、効果が落ちてしまいます。その場合、
- まずは手汗をよく拭いて乾いた状態で塗りなおすこと
- 可能であれば手を洗って乾かした状態で塗りなおすこと
このような使い方でないとグリップ力が得られません。繰り返しになりますが、濡れた状態で塗りなおしても効果を発揮しにくいのです。
まとめ
クライミングやポールダンスでも使われる『PD9 GRIP専用滑り止め』は、手汗の多い季節のテニスでも有用な、滑り止め用製品です。
できるだけ乾燥した状態で塗り込むことだけ留意しておけば、オーバーグリップだけの場合よりも、明らかに高いグリップ力が得られます。
もし『PD9 GRIP専用滑り止め』の効果が弱い場合は、『PD9 ポールダンス用滑り止め』を検討してみても面白そうです。
- ドライグリップだけでは手汗に対応できない場合
- グリップが滑ってラケットを放ってしまった経験がある人
- ウェット愛好者の真夏の手汗対策
- マクダビッドストロンググリップでは引っ掛かり過ぎる
- マクダビッドストロンググリップが好みでない