暑い季節がやってきました。
手汗をかきやすい人には辛い季節ですね。実は私も相当手汗には悩まされていて、夏場のグリップ選択にはかなり気を使ってきました。よりよいドライグリップテープを追求してきたのも、このような理由があってです。
今回は、そんな夏場の悩み解決につながるさらなる選択肢をご紹介します!
真夏 ドライグリップの次の選択肢はこれ!
真夏の手汗対策にドライグリップを選ぶ人は多いと思いますが、いくらドライグリップとはいえ、吸汗量にも限界があります。びしょ濡れになってしまえばドライグリップでも性能低下は避けられません。
そんな”汗の止まらぬ真夏”に活躍してくれるのが、グリップ専用の滑り止めローション”マクダビッド ストロンググリップ”です。
錦織圭も同種の製品を使用していることは有名ですが、食品用乾燥剤で有名なシリカゲル(二酸化ケイ素=シリカ)を主成分としており、手のひらに塗ると汗や皮脂に対しても吸収性の高い被膜が作られ、汗にも負けないグリップ力を発揮することができます。
以前はマクダビッド以外に、プリンスからも同種の製品(製品名:グリッププラス)が発売されていましたが、残念ながらすでに販売終了してしまったようです。
その他には、トーナからも同成分の製品が発売されています。
マクダビッド ストロンググリップの特性
さて製品特性について、メーカーページからのご紹介です。
製品の特長
●サラッとしたまま手のひらのすべりを止める、画期的ローション
●高濃度ローションだからスプレー式の類似品に比べ、高いグリップ力を発揮
●あずき粒大を手のひらやグローブに塗り広げるだけ
●手のひらの汗や脂を素早く吸収し、表面に細かなサンドペーパー状の被膜を形成
●汗や水分を弾き、効果が長持ち!
●ベタつかず素手感覚をキープ!
●使用回数目安:1本で約40~50回
(※上記回数はあくまでも目安です。使用環境によって変わることがあります)
●内容量:60cc
●内容成分:シリカゲル(Silica gel)、エタノール(Ethanol)
使用方法や特徴はまさにこの通りです。
使い方
①ボトルから必要量を手のひらに垂らす(分量の目安としてはあずき粒大ですが、特に汗かきの人や暑い日には、もう少し多めに塗ったくってもかまいません。)
②両手打ちの方であれば、両手にすり込むように塗り広げます。片手打ちの方なら、使わない手の指先を使って同じくすり込むように塗り広げます。
③塗り広げているうちに、添加されているエタノールが揮発して、シリカゲル成分だけが手のひらに残り、白い被膜を作ってくれます。意外と滑りやすい指の間にもしっかり塗っておけば、より高い効果が得られます。
使い方としてはこれだけで、非常に簡単です!
グリップ力は絶大
手のひらにつくられたこの被膜は、シリカゲルによって吸湿性を発揮するだけでなく、外からの水分は弾いてくれる役目も果たします。
メーカーうたい文句にあるように、”細かなサンドペーパー”のような感触で、キュッキュッとした引っ掛かりの良いグリップ力がもたらされます。
ベタつかないローション
成分がシリカゲルとエタノールのみであるせいか、ローション自体もサラッとしています。手のひらにすり込んでいる時の乾燥も早く、乾いてからもベタつきは一切感じません。
ベタつかないのでグリップテープも汚れません!
野球でよく使われる、ロジン(松やに)が主成分の滑り止めは、ベタつくことでグリップ力を与えますので、発想が全く違う製品と言えます。
シリカゲルは安全性が高い
シリカゲルは人体には吸収されないため毒性がない、また発がん性もないととされている物質です。この点も安心ですね。
デメリットは?
ただし、次のような留意点、欠点はあります。
- 大汗かきの人は、こまめに塗りなおす必要あり
- ローションが乾かないうちに衣服につかないよう注意が必要(つくと白く残ってしまう。ただし、通常の洗濯で十分落とせる)
- ボトルのノズルにシリカゲルのカスが残ってしまうため、次回使う時の最初はカスがポロポロ出てきてしまう。
- 使用後、石鹸・ハンドソープで洗い落とせるが、完全に落としきるまではやや入念さが必要
まとめ
手汗によるグリップ問題でお悩みの方には絶対に試す価値のある商品です。私も本当に助けられています!
- ドライグリップが汗でウェットグリップ化する人
- 夏にはドライグリップでも滑ってしまう人
- グリップが滑ってラケットを放ってしまった経験がある人
- ウェット愛好者の真夏の手汗対策
- 大事な試合にグリップが滑る不安を持ち込みたくない人